ログイン
米国株
2022年7月31日 9時15分
市況

【杉村富生の短期相場観測】 ─FRBの利上げペースは今後、緩やかに!

「FRBの利上げペースは今後、緩やかに!」

●外部環境(経済指標)の好転が株高を支援!

外部環境(経済指標)は急好転を示している。アメリカの10年物国債利回りは2.67%に低下、VIX(恐怖)指数は22ポイント台だ。4-6月のGDP成長率はマイナス0.9%だった。1-3月のマイナス1.6%に続く減少である。2期連続のマイナスはテクニカルリセッションと称される。

景気後退? 定義的にはそうなる。しかし、生産、雇用は安定している。イエレン財務長官の「心配していない」のコメントが示しているように、気にする必要はなかろう。むしろ、今後の利上げペースが緩やかになるのは間違いない。年末の政策金利は3.0~3.5%だ。9月以降の利上げ幅は各0.5%程度となろう。

一方、米国内での半導体製造を促すCHIPS法案が上院、下院を通過した。520億ドルの政府助成金のほか、240億ドルの税額控除を行う。さらに、先端技術の開発に10年間で2000億ドルを支援する。これを受け、オランダの半導体製造装置メーカー、台湾、韓国の半導体メーカーが設備投資計画を積み増す可能性がある。もっとも、半導体不足は解消されそうだが…。

マイクロソフト <MSFT>、メタ・プラットフォームズ<META>、アルファベット <GOOGL>など巨大IT企業の決算は予想を下回った。しかし、株価は堅調だ。地合いの好転、金利低下に加え、先に売られていたことがあろう。日本市場もそうだが、グロース(ハイテク系)が強い。この傾向は継続するだろう。

●GMOリサーチ、ボードルアなどを攻める!

日本市場はチャート的に、正念場にある。日経平均株価の2万8000円台には売り物が出る。持ち合い解消か、機関投資家の相場観によるものと思われるが、トレンド的には「上」に行きたがっている。そう、反騰局面入りを示唆するシグナルが点灯している。コモディティ価格が2番天井を打っているのが支えとなる。

新型コロナウィルスのパンデミック(世界的大流行)はアジア地域に集中している。7月24日まで1週間当たりの新規感染者数で日本はおよそ97万人と、世界最多だった。これはオミクロン株の系統種のBA.5が遅れて入ってきたことによる。これは感染力が強い。ただ、欧米での感染者数は減少に転じている。日本は8月初旬がピークだろう。

物色面ではやはり、強い銘柄にマトを絞るのが基本だろう。エムスリー <2413> [東証P]、三菱自動車工業 <7211> [東証P]、Sansan <4443> [東証P]、レーザーテック <6920> [東証P]、東京エレクトロン <8035> [東証P]、信越化学工業 <4063> [東証P]、川崎汽船 <9107> [東証P]の商いが弾んでいる。

小物では海底ケーブル用光部品で世界シェアトップの湖北工業 <6524> [東証S]、エアバックリサイクル事業を手掛けるリファインバースグループ <7375> [東証G]、出直り態勢のGMOリサーチ <3695> [東証G]、BeeX <4270> [東証G]、デジタル証券の販売を開始した青山財産ネットワークス <8929> [東証S]などに注目できる。

このほか、リユースのBuySell Technologies <7685> [東証G]、不動産ビジネスのクリアル <2998> [東証G]、チャート妙味のボードルア <4413> [東証G]、ポストコロナをにらみイオンファンタジー <4343> [東証P]、株価が青空圏を疾駆中のゼンショーホールディングス <7550> [東証P]に妙味がある。

2022年7月29日 記

株探ニュース

関連記事・情報

  1. 円高も怖くない! 爆騰エリアに眠る「低位株」バーゲンハント作戦 <株探.. (07/30)
  2. 利益成長【青天井】銘柄リスト〔第1弾〕12社選出 <成長株特集> (07/31)
  3. 【村瀬智一が斬る!深層マーケット】いったん調整も、6月高値2万8389円をターゲ.. (07/30)
  4. 個人投資家・有限亭玉介:Web3分野への関心は継続!?直近で注目した銘柄群.. (07/31)
  5. 【和島英樹のマーケット・フォーキャスト】 ─グロース銘柄の逆襲なるか (07/31)
  6. 【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─逆境に負けぬ、夏枯れ知らず株にシフト! (07/31)
  7. 今週の決算発表予定 トヨタ、任天堂、三菱UFJなど (8月1日~5日)
  8. 今週の「妙味株」一本釣り! ─ 東京計器 (07/31)
  9. 伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 7月31日版
  10. 来週の相場で注目すべき3つのポイント:米ISM景気指数、中国財新PMI、OPECプラス (07/30)

人気ニュース (直近8時間)

  1. 1
    利益成長【青天井】銘柄リスト〔第3弾〕31社選出 <成長株特集> 特集
  2. 2
    【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (8月12日発表分) 注目
  3. 3
    【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─東京市場は水準訂正へ!ここで狙うは"10万円で買える"株 市況
  4. 4
    【杉村富生の短期相場観測】 ─猛暑、夏休みに負けるな!相場は強いぞっ! 市況
  5. 5
    【高配当利回り株】ベスト50 <割安株特集> (8月12日現在) 特集
人気ニュースベスト30を見る
ログイン プレミアム会員登録
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.