米国株見通し:上げ渋りか、米中対立や米引き締め継続で

市況
2022年8月3日 14時04分

(13時50分現在)

S&P500先物      4,100.30(+9.1)

ナスダック100先物  12,907.10(+5.5)

米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は100ドル高。原油相場は弱含み、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。

2日の主要3指数は続落。中盤にかけて持ち直す場面もあったが、終盤は失速し、ダウは402ドル安の32396ドルで取引を終えた。ペロシ下院議長の台湾訪問を受け米中の緊張が高まるとの見方から、リスク資産を手放す動きが加速。一方、複数の連邦準備制度理事会(FRB)当局者からリセッション入りに否定的な見解や引き締め継続の姿勢が示され、金利高を手がかりに売り優勢。前週買われた主力株が売られ、下げを主導した。

本日は上げ渋りか。ペロシ氏の訪台を受け、中国側の動向が注目される。台湾海峡での軍事演習などに踏み切っており、地政学リスクで売り優勢となりそうだ。一方、今晩発表の経済指標のうちISM非製造業軽挙売紙数は前回より弱い内容が予想され、FRBの引き締めによる景気への影響を懸念した売りが再開しよう。前日に続きFRB当局者はタカ派的なスタンスを示すとみられ、金利高により全般的に買いづらく地合いは悪化しそうだ。

《TY》

提供:フィスコ

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