協和キリン続伸、円安進行で上期業績が計画上回り22年12月期業績予想を上方修正
協和キリン<4151>が続伸している。4日の取引終了後、22年12月期の連結業績予想について、売上高を3800億円から4000億円(前期比13.6%増)へ、純利益を530億円から630億円(同20.3%増)へ上方修正したことが好感されている。
大幅な円安の進行などにより上期業績が計画を上回って推移しており、第3四半期以降の想定為替レートについても1ドル=110円から135円へ見直したことが要因。また、7月にKW-6356の開発中止を決定したことで研究開発費が計画を下回る見通しであることも寄与する。
同時に発表した第2四半期累計(1~6月)決算は、売上高1852億7100万円(前年同期比12.3%増)、純利益350億1700万円(同39.7%増)だった。北米及びEMEA(欧州、中東、アフリカ)においてX染色体連鎖性低リン血症治療剤クリースビータ、抗悪性腫瘍剤ポテリジオ、パーキンソン病治療剤ノウリアストのグローバル戦略3品が伸長したことが牽引。為替が円安で推移したことも寄与した。