本日注目すべき【好決算】銘柄 Aバランス、ポート、日機装 (15日大引け後 発表分)
15日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
Aバランス <3856> [東証S] ★今期経常は86%増で3期連続最高益更新へ
◆22年6月期の連結経常利益は前の期比19.0%増の15.1億円と従来予想の14.3億円を上回って着地。続く23年6月期も前期比86.1%増の28.1億円に拡大し、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。
前期上振れはベトナムVSUNが展開する太陽光パネル製造業事業で欧米などからの受注が想定以上に伸びたほか、グリーンエネルギー事業でも発電所の販売や売電収入といった国内売上高が好調だったことが要因。今期も太陽光パネル製造とグリーンエネルギーを中心に事業展開し、19.0%の増収を見込む。
シェアテク <3989> [東証G] ★今期営業を40%上方修正
◆22年9月期の連結営業損益を従来予想の2.5億円の黒字→3.5億円の黒字(前期は11.3億円の赤字)に40%上方修正した。早期梅雨明けなどの影響で夏場に需要のある分野が好調に推移し、売上高が計画を上回ることが寄与。広告宣伝費率を適正な水準で維持していることなども上振れに貢献する。
日本情報C <4054> [東証G] ★今期経常は68%増で2期ぶり最高益更新へ
◆22年6月期の連結経常利益は前の期非連結比16.2%減の5億3800万円になったものの、続く23年6月期は前期比67.8%増の9億0300万円に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期は前期に実施した営業人員の大幅な増員や営業拠点追加といった積極投資に加え、6月に子会社化したリアルネットプロの買収効果などを背景に、37.6%の大幅増収を見込む。
ラクオリア <4579> [東証G] ★上期経常は58%増益・通期計画を超過
◆22年12月期上期(1-6月)の連結経常利益は前年同期比57.6%増の6.8億円に拡大して着地。胃食道逆流症薬「テゴプラザン」やペット用医薬品の販売が好調で、ロイヤルティ収入が膨らんだことが寄与。事業原価や販管費が減少したことも大幅増益に貢献した。
通期計画の4.2億円をすでに大きく上回っており、業績上振れが期待される。
日機装 <6376> [東証P] ★今期最終を10%上方修正・最高益予想を上乗せ
◆22年12月期の連結最終利益を従来予想の150億円→165億円に10.0%上方修正。増益率が68倍→75倍に拡大し、従来の4期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。円安効果に加え、ドイツ・LEWAとオランダ・Gevekeの株式売却益が想定より増加したことなどが上振れの要因。
併せて、発行済み株式数の11.24%にあたる835万株または50億円を上限に自社株買いを実施すると発表。取得株はすべて消却する。
TOREX <6616> [東証P] ★4-6月期(1Q)経常は2.6倍増益で着地
◆23年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.6倍の17.5億円に急拡大して着地。半導体需要の増加を背景に、電源ICの販売が欧州や北米で好調だったほか、半導体製造受託は産業機器や車載機器向けを中心に大きく伸びた。円安効果も利益拡大に貢献した。
第1四半期実績だけで、通期計画の50億円に対する進捗率は35.1%に達しており、業績上振れが期待される。
ポート <7047> [東証G] ★4-6月期(1Q)最終は116倍増益で着地
◆23年3月期第1四半期(4-6月)の連結最終利益は前年同期比116倍の2.3億円に急拡大して着地。会員制の就活サイトを運営する就職領域で送客、人材紹介がともに大きく伸びたほか、リフォーム領域はマーケティング効率化や成約業務のDX推進、積極的な業務提携の効果を背景に好調だった。また、エネルギー領域で前期に子会社化したINEの業績上積みも収益を押し上げた。
第1四半期実績だけで、通期計画の7億円に対する進捗率は33.0%に達しており、業績上振れが期待される。
リファバスG <7375> [東証G] ★今期経常は63%増で6期ぶり最高益更新へ
◆22年6月期の連結経常損益は2億1000万円の黒字(前の期は7400万円の赤字)に浮上して着地。続く23年6月期の同利益は前期比63.3%増の3億4300万円に拡大し、6期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期は産業廃棄物関連事業を展開するコネクションの買収効果で資源ビジネスが急拡大するほか、素材ビジネスではリサイクルカーペットや高機能樹脂が成長し、30.1%の大幅増収を見込む。
株探ニュース