【↑】日経平均 大引け| 5日ぶり小反発、円安進行でハイテク関連に追い風 (9月6日)

市況
2022年9月6日 18時29分

日経平均株価

始値  27650.15

高値  27813.78(10:05)

安値  27557.99(09:04)

大引け 27626.51(前日比 +6.90 、 +0.02% )

売買高  8億5021万株 (東証プライム概算)

売買代金 2兆1250億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は模様眺めムードのなか小幅ながら5日ぶり反発

2.前日の米株市場は休場、手掛かり材料難で方向感定まらず

3.欧州でのインフレ懸念募り、8日のECB理事会結果待ち

4.急速な円安進行で半導体などハイテク関連には追い風吹く

5.値上がり・値下がり数は拮抗、TOPIXは小幅安で着地

■東京市場概況

前日の米国市場は、レーバーデーの祝日で休場。

東京市場では、売り買い交錯のなか方向感の定まらない展開となり、日経平均株価は結局前日終値を小幅に上回って着地した。

6日の東京市場は、前日の米国株市場がレーバーデーの祝日で休場だったことから手掛かり材料難のなかで模様眺めムードの地合いとなった。朝方に日経平均は2万7800円台まで上昇したものの、買いが続かず前場後半は値を消した。欧州でインフレ警戒感が募るなか、今週8日に行われるECB理事会の結果を見極めたいとの思惑も買いを手控えさせた。ただ、外国為替市場で急速に円安が進んでいることで、半導体などハイテク輸出株の一角には追い風となり日経平均の下値を支えた。前日まで日経平均は4日続落していたこともあり、本日はその買い戻しも作用して、小幅ながらプラス圏で取引を終了している。プライム市場の値上がり銘柄数、値下がり銘柄数ともに800台で拮抗した。なお、TOPIXの方は小幅安での着地となった。

個別では、売買代金で唯一1000億円を超えたレーザーテック<6920>が堅調だったほか、東京エレクトロン<8035>もしっかり。売買代金2位に食い込んだダブル・スコープ<6619>は大幅高に買われた。ファーストリテイリング<9983>、任天堂<7974>も買いが優勢だった。HOYA<7741>が高く、レノバ<9519>も買われた。トーホー<8142>、日本ハウスホールディングス<1873>が大幅高、ユニチカ<3103>も物色人気。デサント<8114>が買いを集め、エムアップホールディングス<3661>の上げ足も目立った。

半面、オリエンタルランド<4661>が大きく売られ、日本郵船<9101>も軟調。SMC<6273>も大幅に水準を切り下げた。リクルートホールディングス<6098>が冴えず、東京電力ホールディングス<9501>も安い。JMDC<4483>が急落、オイシックス・ラ・大地<3182>、アインホールディングス<9627>、KADOKAWA<9468>などの下げも目立った。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、TDK <6762>、第一三共 <4568>、アドテスト <6857>、ファナック <6954>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約45円。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はダイキン <6367>、バンナムHD <7832>、リクルート <6098>、NTTデータ <9613>、コナミG <9766>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約34円。

東証33業種のうち上昇は13業種。上昇率の上位5業種は(1)精密機器、(2)鉄鋼、(3)非鉄金属、(4)医薬品、(5)繊維製品。一方、下落率の上位5業種は(1)サービス業、(2)海運業、(3)電気・ガス業、(4)空運業、(5)パルプ・紙。

■個別材料株

△日本ハウス <1873> [東証P]

注文住宅回復で今10月期第3四半期営業益3.4倍に。

△ABCマート <2670> [東証P]

8月既存店売上高が6ヵ月連続で前年上回る。

△タスキ <2987> [東証G]

販売用不動産の売却で売り上げ計上へ。

△ユニチカ <3103> [東証P]

日経平均除外決定も悪材料出尽くし。

△力の源HD <3561> [東証P]

8月既存店売上高は25%増で5ヵ月連続で前年上回る。

△FFRI <3692> [東証G]

次世代セキュリティー「ヤライ」で国策ニーズ捉える。

△Aiming <3911> [東証G]

「脱獄ごっこPRO」の共同開発と事前登録開始を発表。

△PHCHD <6523> [東証P]

「digicareアナリティクス」を正式ローンチ。

△HOYA <7741> [東証P]

日経平均への新規採用が決定。

△トーホー <8142> [東証P]

第1四半期決算時に続く業績上方修正を発表。

▼JMDC <4483> [東証P]

海外公募と第三者割当増資の発表で希薄化懸念。

▼シダックス <4837> [東証S]

オイシックス <3182> [東証P]によるTOBに対して反対意見を表明。

東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)トーホー <8142>、(2)日本ハウス <1873>、(3)PHCHD <6523>、(4)レアジョブ <6096>、(5)ユニチカ <3103>、(6)新田ゼラチン <4977>、(7)レノバ <9519>、(8)WSCOPE <6619>、(9)東名 <4439>、(10)デサント <8114>

値下がり率上位10傑は(1)JMDC <4483>、(2)オイシックス <3182>、(3)OLC <4661>、(4)アインHD <9627>、(5)日本調剤 <3341>、(6)カドカワ <9468>、(7)EMシステム <4820>、(8)メルカリ <4385>、(9)KLab <3656>、(10)東電HD <9501>

【大引け】

日経平均は前日比6.90円(0.02%)高の2万7626.51円。TOPIXは前日比2.21(0.11%)安の1926.58。出来高は概算で8億5021万株。東証プライムの値上がり銘柄数は883、値下がり銘柄数は850となった。東証マザーズ指数は731.48円(3.05円高)。

[2022年9月6日]

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