話題株ピックアップ【夕刊】(3):学情、アイケイケイ、コスモスイニ

注目
2022年9月13日 15時16分

■学情 <2301>  1,335円  +120 円 (+9.9%)  本日終値  東証プライム 上昇率6位

学情<2301>は急伸し年初来高値を更新した。12日の取引終了後に発表した第3四半期累計(21年11月~22年7月)連結決算は、売上高41億4400万円、営業利益5億1700万円、純利益5億9000万円だった。会計基準の変更に伴い対前年増減率はないものの、会社側によると17.5%増収、17.2%営業増益になったとしており、これが好感されている。コロナ禍で採用を中止・縮小していた企業の採用再開・採用人数の増加が加速していることに加えて、テレビCMなどの広告宣伝投資も奏功し「Re就活」「あさがくナビ」などWebメディア事業が好調だった。また、リアルでコミュニケーションを図る機会のニーズが急回復したことで、「就職博」などイベント事業も伸長した。なお、22年10月期通期業績予想は、売上高64億円、営業利益15億9000万円、純利益11億6000万円の従来見通しを据え置いている。

■アイケイケイ <2198>  664円  +41 円 (+6.6%)  本日終値

アイ・ケイ・ケイホールディングス<2198>は大幅高。12日の取引終了後に22年10月期第3四半期累計(21年11月~22年7月)の決算を発表。営業損益が前年同期の赤字から10億3400万円の黒字に転換しており、これが好感されたようだ。売上高も前年同期比70.3%増の132億8500万円と好調だった。挙式や披露宴の延期が減少し、施行組数が順調に回復したことが寄与した。

■コスモスイニシア <8844>  457円  +23 円 (+5.3%)  本日終値

コスモスイニシア<8844>が急動意。政府は水際対策の緩和に動き出しており、今月7日から1日当たりの入国者数の上限を従来比3万人増となる5万人に引き上げたが、直近ではこの上限を撤廃する調整に入ったことが伝えられている。10月までに判断する方針とされ、インバウンド関連株の物色人気を後押ししている。そうしたなか、不動産ビジネスを展開する同社は首都圏を軸にマンション開発・販売を手掛けるほか、外国人観光客の長期滞在向けアパートメントホテルなども展開していることで、水際対策緩和の恩恵が大きいとの見方が投資資金を誘導しているもようだ。

■ツナグGHD <6551>  334円  +16 円 (+5.0%)  本日終値

ツナググループ・ホールディングス<6551>が大幅高で4日続伸。12日の取引終了後、未定としていた22年9月期の配当予想について、期末一括5円(前期無配)を実施すると発表したことが好感された。なお、3期ぶりの復配となる。

■石垣食品 <2901>  151円  +7 円 (+4.9%)  本日終値

石垣食品<2901>が低位株の強みを存分に発揮、商い急増のなか一時14.6%高の165円まで駆け上がる場面があった。売買高は取引開始15分弱で50万株を超えた。同社は前日取引終了後に新型コロナウイルスの研究用抗原検査キットの販売事業を開始することを発表、これを材料視する形で短期資金が集結した。同社は東証スタンダード市場の上場基準に流通時価総額が抵触しているが、会社側では改善計画書に23年3月期の黒字化とそれを達成するためにM&Aや新規事業参入の検討を行うことを記載している。今回の新型コロナ抗原検査キットの販売事業はその一環として打ち出している。

■GRCS <9250>  3,560円  +160 円 (+4.7%)  本日終値

GRCS<9250>は3日続伸。12日の取引終了後、米OneTrust社(ジョージア州)のデータプライバシープラットフォーム「OneTrust」の導入・運用支援サービスで、これまで一部の顧客に提供していたプライバシー評価自動化及びデータマッピング(個人情報統合管理台帳)、統合同意管理モジュールなどの導入・運用支援サービスの本格展開を開始したと発表しており、これを好感した買いが入った。同社はOneTrust社の日本における初めてのコンサルティングパートナーとして同サービスを提供しているが、今回のサービス拡充により、各国・地域の個人情報保護規制へのコンプライアンス対応やリスク評価、データ管理及び可視化を実現し、各企業の要件やニーズにあわせた導入・運用を支援するとしている。

■アエリア <3758>  460円  +20 円 (+4.6%)  本日終値

アエリア<3758>が4日続伸。12日の取引終了後、子会社サイバードがアニメ関連のキャラクターグッズ販売などを行うアニメイト(東京都板橋区)とゲーム事業領域における共同事業を推進することで合意したと発表しており、これが好感された。サイバードの「IP開発力」「ゲーム・デジタルコンテンツ開発力」と、国内外で店舗を展開するアニメイトの「顧客接点」やパソコン&スマホブラウザゲームのストア「アニメイトゲームス」をはじめとしたデジタルプラットフォーム展開など、双方の強みを生かした協業により、ゲーム事業領域での更なる進化を目指すという。また、子会社エクスフィットが、ニンテンドースイッチ向けフィットネスゲームソフト「フィットネスランナー」を11月24日に発売すると発表したことも好材料視されているようだ。同ゲームは、フィットネスクラブ「ティップネス」を運営するティップネス(東京都千代田区)が全面監修し、同ソフトのために考案した45種目のトレーニングを収録。お手本通りに体を動かすだけで、手軽に本格的なトレーニングを楽しめるという。

■ニーズウェル <3992>  669円  +24 円 (+3.7%)  本日終値

ニーズウェル<3992>が高い。12日の取引終了後、三井住友カード(東京都江東区)と業務提携したと発表しており、これが材料視されたようだ。経費精算サービスのコンカー(東京都千代田区)の協業パートナーである両社が提携することで、企業の経費精算業務におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進していく。

■日本電計 <9908>  1,440円  +40 円 (+2.9%)  本日終値

日本電計<9908>が4日続伸。12日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を20万株(発行済み株数の1.70%)、または3億5000万円としており、取得期間は22年9月15日から23年3月31日まで。株主還元の充実や資本効率の向上を図るとともに、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行することが目的という。

■システムソフト <7527>  110円  +3 円 (+2.8%)  本日終値

システムソフト<7527>は高い。12日の取引終了後、未定としていた22年9月期の配当予想を2円(前期2円)にすると発表したことが好感された。

●ストップ高銘柄

メディア総研 <9242>  1,976円  +400 円 (+25.4%) ストップ高   本日終値

鈴与シンワート <9360>  2,140円  +400 円 (+23.0%) ストップ高   本日終値

和心 <9271>  429円  +80 円 (+22.9%) ストップ高   本日終値

フジックス <3600>  2,203円  +400 円 (+22.2%) ストップ高   本日終値

協和コンサルタンツ <9647>  4,620円  +700 円 (+17.9%) ストップ高   本日終値

など、8銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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