「太陽光発電関連」が6位にランク、都知事が住宅などへの太陽光義務化の方針を表明<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「太陽光発電関連」が6位となっている。
東京都の小池百合子知事は9日の記者会見で、住宅などへの太陽光発電の設置を義務化する新制度を導入する考えを表明した。12月の都議会に条例改正案を提出し、可決後、2年程度の準備周知期間を設けたうえで、2025年4月の施行を目指すとしている。
同日に東京都環境局が公表した「カーボンハーフ実現に向けた条例制度改正の基本方針」によると、断熱・省エネ性能の確保、再生可能エネルギー(太陽光発電)やZEV(ゼロエミッション車)充電設備の設置などの義務を規定した「建築物環境報告書制度(仮称)」を創設する計画。義務の対象は、一定の中小規模の新築建物(住宅、ビル)を供給する事業者(年間供給総延床面積2万平方メートル以上の事業者)とし、法人単位とする。
都内の二酸化炭素(CO2)排出量の7割超が建物でのエネルギー使用に起因しており、業務・家庭部門の対策強化は急務。都では事業者単位で総量として太陽光発電設備の設置義務を課すことで、設置を標準化した魅力ある商品ラインアップの拡充が期待できるとともに、日照などの立地条件や住宅の形状などを考慮しながら実効性を確保することができるとみている。
関連銘柄としては、住宅向け太陽光発電サービスを行うウエストホールディングス<1407>、太陽光パネル付き住宅を販売するフィット<1436>、太陽電池アレイ支持架台を提供する日創プロニティ<3440>、太陽光モジュールを扱うAbalance<3856>、住宅用太陽光発電システムを展開するサニックス<4651>、太陽電池製造装置を手掛けるエヌ・ピー・シー<6255>などが挙げられる。