本日注目すべき【好決算】銘柄 タムラ、特殊陶、ハピネット (26日大引け後 発表分)

注目
2022年9月27日 7時01分

26日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

タムラ <6768> [東証P]  ★今期経常を30%上方修正

◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の30億円→39億円に30.0%上方修正。増益率が49.9%増→94.9%増に拡大する見通しとなった。産業機械、家電、エネルギー市場向けの電子部品や自動車向け電子化学材料などの販売が伸びることが寄与。市場連動販売価格の浸透に加え、工場の自動化推進や拠点再編による物流改善なども上振れに貢献する。

ナカボテック <1787> [東証S]  ★今期経常を85%上方修正、配当も70円増額

◆23年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の4.6億円→8.5億円に84.8%上方修正。減益率が58.0%減→22.4%減に縮小する見通しとなった。主力の港湾事業で受注が堅調に推移しているうえ、地中事業の需要回復も寄与し、売上高が計画を14.4%も上回ることが利益を押し上げる。

業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の90円→160円(前期は220円)に大幅増額修正した。配当利回りは3.60%に上昇。

岩塚製菓 <2221> [東証S]  ★今期経常を2.4倍上方修正・最高益更新へ

◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の21億円→51億円に2.4倍上方修正。増益率が48.7%増→3.6倍に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。Want Want China Holdingsからの受取配当金が想定を大幅に上回ることが上振れの要因。

特殊陶 <5334> [東証P]  ★上期最終を31%上方修正、配当も14円増額

◆23年3月期上期(4-9月)の連結最終利益を従来予想の334億円→437億円に30.8%上方修正。増益率が33.4%増→74.6%増に拡大する見通しとなった。自動車補修用プラグや半導体製造装置用部品の販売が好調に推移するなか、急激な円安によるプラス効果に加え、事業開発にかかる費用が想定を下回ることが寄与。本社地区移転に伴う固定資産売却益19億円が発生することも利益を押し上げる。

業績上振れに伴い、今期の上期配当を従来計画の69円→83円(前年同期は48円)に増額した。年間配当は152円となり、配当利回りは5.49%に上昇した。

ハピネット <7552> [東証P]  ★上期経常を一転23%増益に上方修正・最高益更新へ

◆23年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の25億円→34億円に36.0%上方修正。従来の9.5%減益予想から一転して23.1%増益を見込み、2期連続で上期の過去最高益を更新する見通しとなった。玩具事業でポケットモンスターやONE PIECEなどのトレーディングカードが好調に推移したことに加え、アミューズメント事業でカプセル玩具ショップ「ガシャココ」の売り上げが拡大したことなどが上振れの要因。

田中商事 <7619> [東証S]  ★未定だった上期配当は3円増配

◆従来未定としていた23年3月期の上期配当を10円(前年同期は7円)実施する方針とした。経営環境や内部留保の状況、資本政策などを踏まえ、株主への利益還元を増やす。なお、下期配当は引き続き未定とした。

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