東京株式(大引け)=140円高、急落の反動で目先自律反発も上値重い

市況
2022年9月27日 15時48分

27日の東京株式市場はリスクオフの流れが一巡し日経平均は切り返しに転じた。しかし、2万6000円台後半は戻り売り圧力も強く上げ幅は限定的だった。

大引けの日経平均株価は前営業日比140円32銭高の2万6571円87銭と4日ぶり反発。プライム市場の売買高概算は11億4557万株、売買代金概算は2兆6736億円。値上がり銘柄数は1093、対して値下がり銘柄数は636、変わらずは108銘柄だった。

きょうの東京市場はリスク回避目的の売りが止まり、全体指数はリバウンドに転じた。前日の米国株市場ではNYダウが300ドルを超える下げで5日続落し、年初来安値を更新するなど下値模索が続いたが、日経平均は下値抵抗力を発揮した。堅調な米株価指数先物の値動きを横目に空売り買い戻しや押し目買いが優勢で、日経平均はここ急速に水準を切り下げていたこともあって、テクニカル的にも買いが入りやすかった。ただ、金融引き締めを背景とした欧米経済の減速に対する警戒感も根強く、上値の重い地合いを強いられた。前場中ごろに250円近い上昇をみせたが、後場は上げ幅を縮小する展開となっている。業種別では食料品やサービスなど内需系銘柄に高いものが多く、一方で海運やエネルギー関連株に安いものが目立った。

個別では任天堂<7974>が高く、ファーストリテイリング<9983>も上昇。日本電産<6594>、ダブル・スコープ<6619>も買いが優勢だった。リクルートホールディングス<6098>が値を上げ、オリエンタルランド<4661>も高い。ハピネット<7552>が値上がり率トップとなり、シンクロ・フード<3963>が大幅高、タムラ製作所<6768>、gumi<3903>が物色人気となった。テイクアンドギヴ・ニーズ<4331>の上げも目立つ。 

半面、売買代金断トツとなったレーザーテック<6920>は朝高後に戻り売りに押され安くなり、東京エレクトロン<8035>も冴えない。メルカリ<4385>が軟調。アイスタイル<3660>が大幅安となったほか、楽天グループ<4755>なども売りに押された。マキタ<6586>が下落、ラクスル<4384>,ペプチドリーム<4587>なども下値を探った。

出所:MINKABU PRESS

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