本日注目すべき【好決算】銘柄 ラサ商事、Jフロント、オンワード (27日大引け後 発表分)

注目
2022年9月28日 7時01分

27日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

ラサ商事 <3023> [東証S]  ★今期経常を25%上方修正、配当も8円増額

◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の20億円→25億円に25.0%上方修正。減益率が28.9%減→11.1%減に縮小する見通しとなった。資源・金属素材関連事業で世界的な資源価格上昇のなか遅れていた価格転嫁が着実に進展していることに加え、産機・建機関連事業で主要ポンプやBCP関連ポンプの販売が順調に推移していることが要因。

併せて、今期の年間配当を従来計画の50円→58円(前期は50円)に増額修正した。配当利回りは6.11%に上昇。

Jフロント <3086> [東証P]  ★今期最終を39%上方修正

◆23年2月期上期(3-8月)の連結最終損益を従来予想の60億円の黒字→100億円の黒字(前年同期は19.9億円の赤字)に66.7%上方修正した。新型コロナウイルス感染症「第7波」の影響で百貨店・SC事業の回復ペースが鈍化し、売上高は計画を下回ったものの、経費削減の進展に加え、SC事業における助成金受け入れや持ち分法投資利益の増加、税金費用の減少などで利益は上振れした。

併せて、通期の同利益も従来予想の115億円→160億円に39.1%上方修正。増益率が2.7倍→3.7倍に拡大する見通しとなった。

PRTIME <3922> [東証P]  ★上期経常を一転2%増益に上方修正

◆23年2月期上期(3-8月)の連結経常利益を従来予想の6.7億円→9.1億円に36.0%上方修正。従来の24.8%減益予想から一転して2.2%増益見通しとなった。広告宣伝費の執行時期が下期へ後倒しとなったことなどが上振れの要因。

トピー <7231> [東証P]  ★非開示だった上期経常は23億円の黒字に浮上へ

◆非開示だった23年3月期上期(4-9月)の業績予想は連結経常損益が23億円の黒字(前年同期は15.8億円の赤字)に浮上する見通しと発表。原材料やエネルギーなどのコスト上昇を反映した販売価格の適正化を進めたほか、建設機械用足回り部品や鉱山向け超大型ホイールの堅調な需要を取り込んだことが寄与。構造改革によるコスト改善も黒字浮上につながる。

併せて、上期配当を20円(前年同期は無配)実施するとし、下期配当は従来計画の70円→50円に修正した。

オンワード <8016> [東証P]  ★上期経常を一転黒字に上方修正、通期も増額

◆23年2月期上期(3-8月)の連結経常損益を従来予想の17.5億円の赤字→6.4億円の黒字に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。マーケティング施策などが奏功し、主力のオンワード樫山を中心に売上高が計画を上回ったことが寄与。グローバル事業の構造改革効果に加え、円安による為替差益の計上も利益を押し上げた。

併せて、通期の同利益も従来予想の20.5億円→43億円に2.1倍上方修正。増益率が4.0倍→8.5倍に拡大する見通しとなった。

近鉄百 <8244> [東証S]  ★今期経常を44%上方修正

◆23年2月期の連結経常損益を従来予想の16億円の黒字→23億円の黒字(前期は5.7億円の赤字)に43.8%上方修正した。高額品を中心に百貨店の売上高が堅調に推移するなか、雇用調整助成金などの計上が利益を押し上げる。

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