サカタINXに再評価余地、国内有力証券は新規「B+」でカバレッジ開始
サカタインクス<4633>に再評価余地が指摘されている。岩井コスモ証券は27日、同社株の投資判断を新規「B+」でカバレッジを開始した。目標株価は1100円に設定した。同社は創業から120年以上の歴史を持つ世界3位の印刷インキメーカー。第2四半期(1~6月)の連結営業利益は原材料高が響き前年同期比59.8%減の20億2800万円で着地。これを受け22年12月通期の同利益も70億円から50億円(前期比32.6%減)に下方修正している。ただ、足もとで原油価格が下落しており、下期からの収益改善に期待している。また、来期は中国のオフセットインキ第2工場、ベトナムのパッケージ用インキ設備増強などを予定しており、更なる収益性の改善を見込んでいる。