ミタチ産業が反発、第1四半期営業利益は2.6倍で上期計画に対する進捗率は74%
ミタチ産業<3321>が反発している。9月30日の取引終了後に発表した第1四半期(6~8月)連結決算が、売上高120億円(前年同期比22.1%増)、営業利益10億4200万円(同2.6倍)、純利益7億2900万円(同2.3倍)と大幅増益となり、上期計画に対する進捗率が営業利益で74%となったことが好感されている。
半導体不足による自動車関連企業の生産調整などの影響もあり、自動車分野の半導体・電子部品の受注は減少したものの、産業機器分野で工作機械関連のEMS受注などが堅調に推移した。また、民生分野で海外でのEMS受注や、半導体・電子部品の受注が堅調に推移したほか、アミューズメント分野で遊技機関連の受注が堅調に推移したことも寄与した。
なお、23年5月期通期業績予想は、売上高420億円(前期比1.2%減)、営業利益20億円(同0.9%減)、純利益14億3500万円(同2.1%減)の従来見通しを据え置いている。