話題株ピックアップ【夕刊】(3):ハイデ日高、ワークマン、しまむら
■ハイデイ日高 <7611> 2,136円 +39 円 (+1.9%) 本日終値
ハイデイ日高<7611>は3日ぶりに反発。きょう付の日本経済新聞朝刊で、「2022年3~8月期は、単独営業損益が数億円の赤字(前年同期は26億円の赤字)になったことが分かった」と報じられており、営業赤字縮小との観測を好材料視した買いが入った。記事によると、まん延防止等重点措置の解除後、ランチタイムを中心に客足が戻ったとしている。なお、決算発表は7日を予定している。
■ワークマン <7564> 4,625円 +65 円 (+1.4%) 本日終値
ワークマン<7564>が3日ぶりに反発。3日の取引終了後に発表した9月度の月次売上高速報で、既存店売上高は前年同月比1.2%減と2カ月連続で前年実績を下回ったものの、8月の同4.0%減から減収率が縮小したことが好材料視されたようだ。台風による記録的な大雨の影響で、レインウェアやシューズ、靴下などが売り上げを伸ばした一方、厳しい残暑が続いたため、衣料品を中心に秋冬商品が低調に推移した。なお、全店売上高は同4.0%増だった。
■しまむら <8227> 12,310円 +140 円 (+1.2%) 本日終値
しまむら<8227>が反発。3日の取引終了後、第2四半期累計(2月21日~8月20日)連結決算を発表しており、売上高3013億4800万円(前年同期比5.9%増)、営業利益289億1900万円(同14.1%増)、純利益206億2000万円(同18.3%増)と上期として過去最高の営業利益となった。主力のしまむら事業で、プライベートブランド商品の夏物肌着や寝具、帽子やひんやり雑貨のほか、高価格帯の「CLOSSHI PREMIUM」が好調だった。また共同開発ブランドやインフルエンサー企画でトレンド提案を強化し、旬のキャラクター商品を積極展開したことも客数増加に寄与した。なお、23年2月期通期業績予想は、売上高6066億800万円(前期比3.9%増)、営業利益520億5800万円(同5.3%増)、純利益371億9700万円(同5.0%増)の従来見通しを据え置いている。
■松屋フーズ <9887> 3,860円 +40 円 (+1.1%) 本日終値
松屋フーズホールディングス<9887>は4日続伸。3日の取引終了後に発表した9月度の月次報告(速報)で、既存店売上高が前年同月比14.1%増となり、7カ月連続で前年実績を上回ったことが好材料視された。客数が同9.9%増、客単価が同3.8%増とともに伸長した。
■ALサービス <3085> 2,142円 +15 円 (+0.7%) 本日終値
アークランドサービスホールディングス<3085>は3日ぶりに反発。3日の取引終了後に発表した9月度の月次売上速報値で、「かつや」既存店売上高が前年同月比9.4%増となり、2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。客単価が同1.6%増、客数が同7.7%増とともに伸長した。なお、全店売上高は同12.7%増だった。
■ネクステージ <3186> 2,841円 -449 円 (-13.7%) 本日終値 東証プライム 下落率トップ
ネクステージ<3186>が急反落。3日の取引終了後に22年11月期第3四半期累計(21年12月~22年8月)の決算を発表。大幅な増収増益で着地したものの、足もと好業績期待を背景に買われていただけに目先材料出尽くしの売りが優勢となった。第3四半期累計決算は売上高が前年同期比36.4%増の2893億3000万円、営業利益が同50.5%増の147億5600万円だった。小売り販売台数や買い取り台数が大きく伸び、全体業績に貢献した。通期見通しに変更はない。
■プログリット <9560> 1,070円 +150 円 (+16.3%) ストップ高 本日終値
プログリット<9560>がストップ高。岸田首相が衆院本会議で行った所信表明演説で個人のリスキリング(学び直し)支援に5年間で1兆円を投資すると表明した。これを受けて個人向けに教育サービスを手掛けている銘柄への関心が高まっており、英会話サービスを提供する同社に思惑買いが向かったようだ。ベネッセホールディングス<9783>、レアジョブ<6096>も高い。このほか、企業研修を手掛ける銘柄群にも物色が波及している。
■クルーズ <2138> 1,242円 +111 円 (+9.8%) 本日終値
クルーズ<2138>が急反騰。同社はソーシャルゲーム開発を祖業とするが、現在は低価格のブランド衣料品を扱うeコマース事業を主力展開している。100%子会社のCROOZ Blockchain Labが、フィジタルファッションメタバース「SWAGGA」を運営するBlocverse DAOと戦略的パートナーシップを締結するなどWeb3分野の開拓に傾注している。そうしたなか、3日取引終了後、CROOZ Blockchain Labが参画する「PROJECT XENO」のトークン(GXE)が暗号資産取引所「LBANK」に上場決定したことを発表、これを手掛かり材料に投資資金が集中した。
■ウェルビー <6556> 915円 +78 円 (+9.3%) 本日終値 東証プライム 上昇率6位
ウェルビー<6556>は5連騰。3日の取引終了後、5-アミノレブリン酸(5-ALA)原体及びサプリメントの商品売買契約を締結すると発表しており、これが好感された。売却先はアジアゲートホールディングス<1783>連結子会社のハンドレッドイヤーズで、売却代金は非開示。なお、同件に伴う譲渡益は発生する見込みであり、これによる23年3月期業績予想に与える影響は、精査中としている。
●ストップ高銘柄
ワイエスフード <3358> 406円 +80 円 (+24.5%) ストップ高 本日終値
マイクロ波化学 <9227> 1,032円 +150 円 (+17.0%) ストップ高 本日終値
など、4銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース