ワイエスフードがS高カイ気配、需給思惑で急騰続く
ワイエスフード<3358>の上げ足が止まらない。前日まで3連騰で、前日は値幅制限いっぱいの80円高は406円まで上値を伸ばし、買い物を残す人気となっていた。きょうは寄り付きから大量の買い注文に商いが成立せず、カイ気配のまま水準を切り上げ、80円高はストップ高カイ気配の486円をつけている。同社は九州を地盤にラーメン店を展開するが、衛生用品の輸入販売などを手掛けるP&C(東京都品川区)の代表取締役である江川源氏の保有割合が16.47%と、新たにワイエスフードの主要株主になったことが9月下旬に判明したことで、これが思惑を呼んでいる。市場では「保有目的は純投資としているが、ここまで急速に買い進むのは、経営参画を目指したものであるのかどうかは別としても特別な理由が考えられる」(中堅証券ストラテジスト)としている。