霞ヶ関キャピタル---22年8月期は2ケタ増収増益、不動産コンサルティング事業が好調に推移

材料
2022年10月5日 11時41分

霞ヶ関キャピタル<3498>は4日、2022年8月期連結決算を発表した。売上高が前期比45.4%増の207.80億円、営業利益が同61.2%増の21.41億円、経常利益が同67.0%増の17.32億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同28.3%増の10.18億円となった。

同社グループは、2022年8月期から2026年8月期までの中期経営計画「KC2.0」の初年度として、主力事業である物流施設開発事業やホテル開発事業を進捗させると同時に、新たにファンド事業とヘルスケア関連施設開発事業の事業化を行うことで案件パイプラインとAUM(Asset Under Management:同社が開発・運営を行うアセット)の積極的な積み上げを行った。

物流関連市場について、同社グループでは、中小型・冷凍冷蔵倉庫をメインターゲットに物流施設開発を進めているが、当年度においては物流施設開発用地5件を新規に取得、開発用地6件を開発投資家に売却するなど滞りなく開発を進捗させている。当期はファンド、ヘルスケア関連施設開発事業といった新規事業への取り組みも本格化している。レジデンスファンドにおいては、プロ向け不動産投資をSTO(Security Token Offering)等のテック技術を活用し、個人投資家が投資しやすい形に整え、個人金融資産に対して投資機会を提供する金融商品化を目指すとしている。ヘルスケア事業においては、超高齢社会である日本において、ヘルスケア関連施設の不足は社会的課題の1つであると捉え、この課題に対して新規のヘルスケア関連施設をマーケットに供給する開発主体として、この社会的課題に取り組むとしている。

不動産コンサルティング事業については、投資用不動産の売買及び投資家に対するコンサルティング受託による収入並びに保有しているショッピングセンターフォルテにおける、各テナントからの賃料収入により、売上高は前期比49.8%増の207.26億円、セグメント利益は同49.3%増の43.10億円となった。

自然エネルギー事業については、太陽光発電案件の売却等により、売上高は前期比88.1%減の0.54億円、セグメント損失は0.23億円(前年同期は0.08億円の利益)となった。

2023年8月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比27.5%増の265.00億円、営業利益が同49.4%増の32.00億円、経常利益が同55.8%増の27.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同81.7%増の18.50億円を見込んでいる。

《SI》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.