レナが続急伸、共同研究論文が科学誌に掲載
レナサイエンス<4889>が続急伸。この日、人工知能(AI)を用いた物体検出方法の一つであるシングルショットマルチボックス検出器(SSD)による、病理組織学的顕微鏡写真における乳がん検出モデルに関する論文が、科学誌「Journal of Pathology Informatics」に掲載されたと発表しており、これが好材料視されている。
同論文は、東北大学大学院医学系研究科病理検査学分野・鈴木貴教授との共同研究の成果で、SSDを用いた顕微鏡的病理組織像の乳房病変自動検出モデルを示し、AIによる画像診断支援機能を評価するというもの。病理医と医学生のSSDモデル使用有無での病理診断結果の違いを評価した試験で、医学生の分類成績は、診断支援モデルを用いなかった場合の平均診断精度67.4%に対し、診断支援モデルを用いると84.7%と非常に高い診断精度を得ることができたとしている。