【↓】日経平均 大引け| 3日続落、模様眺め気分が強く方向感に欠ける値動き (10月12日)

市況
2022年10月12日 16時34分

日経平均株価

始値  26353.22

高値  26495.75(10:15)

安値  26313.41(09:12)

大引け 26396.83(前日比 -4.42 、 -0.02% )

売買高  11億6494万株 (東証プライム概算)

売買代金  2兆8020億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は4円安と小幅に3日続落、終日小動きで推移する

2.前日はNYダウが上昇する一方、ナスダック指数は年初来安値

3.明日の米CPI発表など重要イベント控え様子見姿勢強まる

4.レーザーテクや東エレク、スクリンといった半導体関連株が安い

5.JALやJR東海、HISなど旅行関連株が買い人気集める

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは前日比36ドル高と5日ぶりに反発した。重要指標などの発表を週内に控えて様子見姿勢が強かった。

東京市場では日経平均株価は小幅に3日続落。模様眺め気分が強く、方向感に欠け小幅な値動きに終始した。

前日の米株式市場は、NYダウは小幅に反発したがナスダック指数は5日続落し年初来安値を更新。半導体関連などハイテク株が軟調に推移した。この流れを受け、東京株式市場も値を下げて始まった。ただ、今晩は9月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が公表されるほか、明日は市場の注目を集める米9月消費者物価指数(CPI)が発表されることから積極的な売買は手控えられた。日経平均は前日終値ラインを挟んでの一進一退に終始した。為替相場で円は1ドル=146円台と24年ぶりの円安水準となったが、株式市場への影響は限定的だった。

個別銘柄では、レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>といった半導体関連株が安い。ディスコ<6146>やイビデン<4062>も売られた。ソニーグループ<6758>やキーエンス<6861>が値を下げ、信越化学工業<4063>や日本電信電話<9432>が軟調だった。レノバ<9519>や三菱自動車工業<7211>も下落した。

半面、日本航空<9201>やANAホールディングス<9202>、JR東海<9022>、JR東日本<9020>、エイチ・アイ・エス<9603>といった旅行関連株が高く、オリエンタルランド<4661>も値を上げた。ソフトバンクグループ<9984>やトヨタ自動車<7203>、ファーストリテイリング<9983>がしっかり。日本郵船<9101>や任天堂<7974>、セブン&アイ・ホールディングス<3382>が上昇した。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、SBG <9984>、セブン&アイ <3382>、リクルート <6098>、KDDI <9433>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約88円。うち61円はファストリ1銘柄によるもの。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、アドテスト <6857>、信越化 <4063>、ネクソン <3659>、コナミG <9766>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約90円。うち55円は東エレク1銘柄によるもの。

東証33業種のうち上昇は13業種。上昇率の上位5業種は(1)空運業、(2)小売業、(3)倉庫運輸関連、(4)陸運業、(5)サービス業。一方、下落率の上位5業種は(1)電気・ガス業、(2)鉱業、(3)パルプ・紙、(4)非鉄金属、(5)ガラス土石製品。

■個別材料株

△トランスG <2342> [東証G]

アミロイドーシス治療法開発に向けTTRエクソンヒト化マウスの販売準備を開始。

△プラップJ <2449> [東証S]

22年8月期営業利益がレンジ予想の上限を上回って着地。

△ディアライフ <3245> [東証P]

収益不動産などの販売好調で22年9月期最終利益は計画上振れ。

△コスモス薬品 <3349> [東証P]

第1四半期堅調決算や9月月次動向など好感。

△プレイド <4165> [東証G]

マーケティングテクノロジー開発のアジトを子会社化。

△ビープラッツ <4381> [東証G]

トヨタファイナンスがミニアプリ対応機能を採用。

△サクセスH <4833> [東証G]

ITを中心としたコンサルティング事業を開始。

△ソースネクス <4344> [東証P]

「ポケトーク同時通訳」を今冬発売。

△東芝 <6502> [東証P]

「JIPに優先交渉権」との報道。

△ケーヨー <8168> [東証P]

DCM <3050> [東証P]が買い増し。

▼進和 <7607> [東証P]

23年8月期最終減益・減配見通し。

▼ライフコーポ <8194> [東証P]

23年2月期業績予想の下方修正。

東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)マニー <7730>、(2)ディアライフ <3245>、(3)ソースネクス <4344>、(4)ネクシィーズ <4346>、(5)ウェルネット <2428>、(6)マンダム <4917>、(7)イオンファン <4343>、(8)コスモス薬品 <3349>、(9)手間いらず <2477>、(10)カーブスHD <7085>

値下がり率上位10傑は(1)ライフコーポ <8194>、(2)進和 <7607>、(3)コーテクHD <3635>、(4)リソー教育 <4714>、(5)エノモト <6928>、(6)東京個別 <4745>、(7)シュッピン <3179>、(8)タツモ <6266>、(9)フィルC <3267>、(10)理計器 <7734>

【大引け】

日経平均は前日比4.42円(0.02%)安の2万6396.83円。TOPIXは前日比2.24(0.12%)安の1869.00。出来高は概算で11億6494万株。東証プライムの値上がり銘柄数は775、値下がり銘柄数は981となった。東証マザーズ指数は713.58ポイント(3.29ポイント安)。

[2022年10月12日]

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