「リスキリング」が24位にランクイン、国策として“学び直し”への関心高まる<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「リスキリング」が24位にランクインしている。
10月3日に召集された第210回臨時国会における岸田文雄首相の所信表明演説で、個人のリスキリングの支援に5年で1兆円を投じると表明したことを受けて、テーマとしての「リスキリング」への関心が高まっている。
リスキリングとは、社会人が新たな業務に就けるようになるための学び直しのこと。同じような意味を持つ言葉として「リカレント」があるが、リカレントは自らが大学など高等教育機関で学び直すのに対し、リスキリングは働きながら、今後必要となる仕事上のスキルを身につけること。社会のデジタルトランスフォーメーション(DX)が進むなか、DXを実行し定着させるためのデジタル人材が不足していることから、内部の人材のスキル習得やアップを促すことで、デジタル化と同時に生まれる新しい職業や、仕事の進め方が大幅に変わるであろう職種に転換させる動きが強まっている。
「リスキリング」関連銘柄はまだ少ないものの、国の後押しにより今後、市場が活性化すれば裾野が広がる可能性が高い。また、現在、リスキリングに関連する事業を手掛ける企業にもメリットは大きい。この日は全般相場高もあって、株価が高い銘柄も多く、ビジネス・ブレークスルー<2464>、レアジョブ<6096>、インソース<6200>、ポート<7047>、ベネッセホールディングス<9783>などが買われている。