WSCOPEが続急騰、空売り買い戻し観測で底値離脱が加速

材料
2022年10月21日 11時14分

ダブル・スコープ<6619>が続急騰、一時14.7%高の1847円まで値を飛ばす場面があった。同社は今年5月中旬を境に急速に人気化し、9月15日には3175円の高値をつけたが、その後は急反落。同社の韓国子会社の韓国新興市場への新規上場に際し、時価総額が従来予想を下回ったことを嫌気され、それをきっかけに株価はあっという間に半値以下に売り叩かれた経緯がある。当時は信用買い残が膨れ上がっていたことで投げを誘発した。ただその後は買い残の整理も進み、9月末に1100円台まで水準を切り下げた後は徐々に戻り足に転じていた。

きょうの株価急騰について市場では「同社の韓国子会社の株価が大幅高していることで、これが同社株の含み益拡大につながるとの思惑が買い材料となっているようだ。一方、株式需給面では直近の変更報告で、複数の外資系証券が同社株の保有株比率を高めていることが判明したが、これは客注(顧客からの注文)による。おそらく急落局面で仕掛けた空売りの買い戻しなどに絡むものではないかと推察される」(中堅証券ストラテジスト)としている。

出所:MINKABU PRESS

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