NY株式:NYダウは505ドル安、利上げ継続を警戒

市況
2022年11月3日 7時00分

米国株式市場は続落。ダウ平均は505.44ドル安の32147.76ドル、ナスダックは366.05ポイント安の10524.80で取引を終了した。連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を警戒した売りに寄り付き後、下落。連邦準備制度理事会(FRB)はFOMCで市場の予想通り4会合連続で0.75%の利上げを決定すると同時に声明ではペース減速の可能性が示唆されたため長期金利が低下し、主要株式指数は一時急上昇した。その後、パウエル議長が会見でインフレ抑制の道のりが長く、最終的な金利も従来の予想を上回ると言及すると、利上げ継続を警戒した売りに拍車がかかり、大きく下落に転じ終了した。セクター別では、小売り、ソフトウェア・サービスが下落。

航空機メーカーのボーイング(BA)は投資家向け説明会で、中期戦略での純現金収支目標が好感されたほか、現状で現金水準が十分で株式売却の必要がないと最高経営責任者(CEO)が明らかにし、買われた。また、ヘルスケアのCVS(CVS)は通年の見通しを引き上げたことが好感され、上昇。旅行予約サイト運営のエアビー・アンド・ビー(ABNB)は第3四半期決算の内容は予想を上回ったが、ドル高や弱いマクロ経済が影響し第4四半期の見通しが弱く、失望感から売られた。化粧品メーカーのエスティーローダー(EL)も今期の決算は予想を上回ったが、コスト高や中国のコロナによる経済封鎖が影響するとし、弱い見通しを示し下落。

半導体メーカーのクアルコム(QCOM)は取引終了後に四半期決算を発表。調整後の1株利益は予想に一致したものの、需要の鈍化による弱い見通しが嫌気され、時間外取引で下落している。

HorikoCapitalManagementLLC

《FA》

提供:フィスコ

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