日本電技が一時S高、資本政策の変更に伴い期末配当予想を140円に引き上げ
日本電技<1723>は急騰し一時ストップ高となる3400円に買われた。2日の取引終了後、23年3月期の期末配当予想を従来計画の98円から140円に引き上げると発表しており、これを好感した買いが流入している。
同社では資本効率性への取り組みと株主還元策の充実が重要と判断し資本政策の基本方針を変更。連結株主資本配当率(DOE)4%を基準に累進的な配当を基本とし、機動的な自社株買いも実施するという。なお、中間配当10円とあわせた年間配当予想は150円となり、前期実績に対しては36円の増配となる予定だ。
同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高115億6200万円(前年同期比5.2%減)、営業利益6億900万円(同34.2%減)、純利益4億5000万円(同47.6%減)だった。23年3月期通期業績予想は、従来見通しを据え置いた。