山一電機が急反落、今期見通しが市場予想下回り失望売り
山一電機<6941>が急反落。前週末4日の取引終了後、これまで未定としていた23年3月期業績予想を発表し、売上高を457億5000万円(前期比15.6%増)、純利益を60億円(同11.4%減)とした。売上高、純利益ともに市場予想(売上高473億5000万円、純利益73億7000万円)を下回っており、これに失望した売りが広がっている。
半導体市場の減速に伴う設備投資の抑制やモバイル機器市場の低迷など厳しい状況が予想される一方、自動車市場向け製品の需要が回復する見通し。損益面では、エネルギー価格などの高騰に加え、新工場建築に関わる経費の支出増加を見込む。なお、同時に発表した4~9月期決算は、売上高が271億6600万円(前年同期比46.4%増)、純利益が52億4400万円(同76.0%増)だった。