味の素が今期業績・配当予想を上方修正、上限1000万株の自社株買いも発表

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2022年11月7日 17時26分

味の素<2802>はこの日の取引終了後、23年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正した。売上高は1兆3100億円から1兆3670億円(前期比18.9%増)、最終利益は770億円から830億円(同9.6%増)にそれぞれ見通しを引き上げた。

円安の影響に加え、調味料・食品部門での単価上昇や、ヘルスケア関連事業の伸びなどを業績予想に反映させた。中間配当はこれまでの計画から2円増額の31円(前期実績24円)で決定。期末配当予想も従来の見通しから2円増額の31円(同28円)とした。

更に、同社は取得総数1000万株(自己株式を除く発行済み株式総数の1.86%)、取得総額300億円を上限とする自社株買いの実施も発表した。8日から23年2月28日の間に東京証券取引所における市場買付により取得。取得した自己株式は全て消却する予定という。

4~9月期の連結決算は、売上高が前年同期比19.9%増の6598億5300万円、最終利益が同13.2%減の470億2500万円だった。原材料などのコスト高の影響に加え、前年同期に固定資産の売却益を計上した反動があった。為替変動やヘルスケア関連の増収といったプラスの効果も表れたが、利益面では補えなかった。

出所:MINKABU PRESS

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