クラレが後場に急伸、今12月期最終益予想の上方修正を好感
クラレ<3405>が後場に入り急伸。上昇率は一時8%を超えた。午後1時、22年12月期第3四半期累計(1~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。最終利益の見通しを450億円から480億円(収益認識に関する会計基準の適用のため対前年増減率の記載なし)に上方修正した。円安や原材料高による業績への悪影響が懸念されていたなかにあって、最終利益の上方修正をポジティブに受け止めた買いが集まった。
売上高の見通しは7400億円から7600億円に見直した。一方、営業利益と経常利益の見通しは据え置いた。機能材料と繊維部門において営業利益の見通しを上方修正した一方、ビニルアセテートとイソプレン、トレーディングの営業利益予想は下方修正した。