フジクラはカイ気配・逆行高で4ケタ大台にらむ、今期営業8割増益予想に大幅増額し配当も上乗せ
フジクラ<5803>は全体地合い悪に逆行し、気配値のまま株価を上昇させている。8月25日につけた年初来高値1013円を一気に上抜く可能性もあるが、ここを上抜けば2018年2月以来約4年9カ月ぶりの高値水準に浮上する。
同社は9日取引終了後、23年3月期の業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の500億円から685億円(前期比79%増)に大幅増額した。欧米など海外のデータセンター向けにトラフィック量が増大しており、これに伴う通信線の需要拡大が収益を押し上げる。また、ドル高・円安進行による為替メリットも発現する。好業績を背景に今期の年間配当も大幅に上乗せ、従来計画の16円を26円に10円増額することも発表しており、これを材料視した投資資金が流入した。