住友ゴが一時12%安、北米と中国の市販用タイヤ需要減で業績及び配当予想を下方修正
住友ゴム工業<5110>が急落。下落率は一時12%を超えた。9日取引終了後、22年12月期第3四半期累計(1~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想と配当予想を下方修正し、これを嫌気した売りが膨らんだ。
売上高に相当する売上収益の見通しは1兆1450億円から1兆1000億円(前期比17.5%増)、最終利益の見通しは245億円から150億円(同49.1%減)に引き下げた。年間配当予想はこれまでの45円から10円減額し、前期比20円減配の35円に見直した。
半導体不足で自動車生産台数が落ち込むなか、北米や中国などの市販用タイヤ需要が想定よりも鈍化する傾向がみられ、業績予想に反映させた。