【投資部門別売買動向】海外勢が2週連続で買い越す一方、個人は2週連続で売り越す (11月第1週)

市況
2022年11月12日 6時50分

●海外勢が2週連続で買い越す一方、個人は2週連続で売り越す

東証が10日に発表した11月第1週(10月31日~11月4日)の投資部門別売買動向(現物)によると、米株市場の動向に揺れ週となり週初の大幅高で週末に失速も日経平均株価が前週末比94円高の2万7199円と小幅ながら続伸となったこの週は、海外投資家が2週連続で買い越した。買越額は3904億円と前週の835億円から拡大した。海外投資家は先物の投資部門別売買動向では日経225先物、TOPIX先物、ミニ日経225先物、ミニTOPIX先物の合計で3週ぶりに売り越した。売越額は1422億円だった。現物と先物の合算では2週連続で買い越し、買越額は2482億円と前週の1694億円から増加した。投資信託は2週ぶりに買い越し、買越額は1982億円だった。

一方、個人投資家は2週連続で売り越し、売越額は931億円と前週の1041億円から縮小した。年金基金の売買動向を映すとされる信託銀行が6週ぶりに売り越し、売越額は98億円だった。前週は1100億円の買い越しだった。

日経平均が小幅続伸する中、海外投資家が2週連続で買い越す一方、個人投資家は2週連続で売り越した。

■投資部門別売買代金差額 (10月31日~11月4日)

東証・名証2市場の内国普通株式市場の合計[総合証券ベース(全50社)]

※単位:億円(億円未満切り捨て) ▲は売り越し

  海外投資家 信託銀行 個人合計 [  現金  信用 ] 日経平均 ( 前週比 )

11月 ―――

第1週     3,904   ▲98   ▲931 [ ▲1,503   571 ] 27,199円 ( +94 円)

10月 ―――

第4週      835   1,100  ▲1,041 [ ▲1,107   65 ] 27,105円 ( +214 円)

第3週    ▲4,930   1,330   1,482 [   96  1,386 ] 26,890円 ( -200 円)

第2週     1,524   1,459   ▲136 [  ▲769   633 ] 27,090円 ( -25 円)

第1週     4,035   2,301  ▲4,544 [ ▲2,675 ▲1,869 ] 27,116円 ( +1178 円)

9月 ―――

第4週    ▲5,644    641   6,206 [  4,649  1,556 ] 25,937円 ( -1216 円)

第3週    ▲1,756   ▲817   2,036 [  1,522   513 ] 27,153円 ( -413 円)

第2週     ▲670  ▲1,194   2,784 [   896  1,887 ] 27,567円 ( -647 円)

第1週     ▲213  ▲2,650  ▲1,090 [  ▲737  ▲353 ] 28,214円 ( +563 円)

8月 ―――

第5週    ▲4,273   ▲587   6,910 [  3,752  3,158 ] 27,650円 ( -990 円)

第4週    ▲1,212   ▲19   1,840 [   524  1,316 ] 28,641円 ( -288 円)

第3週     ▲222    51  ▲1,871 [ ▲2,242   371 ] 28,930円 ( +383 円)

第2週     1,229   ▲97  ▲2,747 [ ▲2,366  ▲381 ] 28,546円 ( +371 円)

第1週     ▲820  ▲1,648   ▲58 [  ▲496   437 ] 28,175円 ( +374 円)

7月 ―――

第4週    ▲3,083    116    140 [  ▲383   524 ] 27,801円 ( -113 円)

第3週     1,919    829  ▲5,699 [ ▲4,197 ▲1,501 ] 27,914円 ( +1126 円)

第2週    ▲1,443   1,157   ▲107 [  ▲657   550 ] 26,788円 ( +271 円)

第1週     4,307   1,363  ▲3,047 [ ▲2,046 ▲1,001 ] 26,517円 ( +581 円)

※「信託銀行」は年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)など年金基金の売買動向を映すとされる部門。「個人・現金」は個人投資家による現物取引の売買動向、「個人・信用」は個人投資家による信用取引の売買動向。

※日銀が金融緩和策の一環として実施しているETF(上場投資信託)の買い入れは、ETFを組成する証券会社の自己売買部門を通じて買い入れているとみられる。

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