人・夢・技術はS安、給与引き上げなど先行投資響き今期最終減益・減配の見通し
人・夢・技術グループ<9248>はストップ安水準となる前日比500円安の2142円まで下落した。14日取引終了後、22年9月期の連結決算発表にあわせ、23年9月期の業績予想を開示した。最終利益は前期比48.6%減の12億円の見通し。大幅減益の計画となったことに加え、年間配当予想も前期比26円減配の40円に設定。これらを嫌気した売りが膨らんだ。
22年9月期の連結業績は国内公共事業における受注増や、研究開発などの費用の一部が今期に後ずれしたことなどを背景に、計画を上振れて着地した。今期は給与水準の引き上げを実施する予定。売上高は同10.4%増の415億円を見込む半面、利益面では先行投資が重荷となる。同時に公表した中期経営計画では25年9月期に売上高を478億円、営業利益を32億円(23年9月期は前期比29.4%減の24億円)とする目標を掲げた。