日本紙は頑強な値動き、紙パック値上げによる収益改善効果に期待

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2022年11月25日 9時10分

日本製紙<3863>が頑強な値動きでジリジリと水準を切り上げている。10月28日以降は押し目を交えながらも一貫して下値を切り上げる展開で、底値圏離脱の動きにある。同社は24日、牛乳・清涼飲料水向けの紙パック製品の値上げを発表、来年4月納入分から値上げを実施し、値上げ幅は18%以上となる見込み。世界的な資材コストやエネルギー価格の上昇を受けて価格転嫁を進める。この発表を受けて、値上げによる同社の収益改善効果に期待した買いを引き寄せている。同社の業績は23年3月期に200億円の営業赤字を見込むなど苦戦しているものの、PBRは0.2倍台と超割安圏にあることから逆張り志向の買いを誘っている。

出所:MINKABU PRESS

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