三菱UFJなどメガバンクが軟調、米長期金利の大幅低下で運用環境に逆風
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>などメガバンクが揃って下値を探る展開となっている。前日の米国株市場ではゴールドマン・サックス<GS>、バンカメ<BAC>など大手金融株が冴えない動きとなった。米10年債利回りが低下基調にあり、前日は終値ベースで3.423%まで水準を切り下げた。1カ月前は4.2%前後で0.8%近くも水準を切り下げたことになる。インフレ懸念はひと頃より後退したが、景気実勢の落ち込みに対する警戒ムードが漂う。長期金利低下は銀行の運用環境悪化につながるが、米国事業を手掛ける日本のメガバンクにとっても株価面でネガティブに働いている。