米国株見通し:下げ渋りか、明日のPPI鈍化に思惑

市況
2022年12月8日 14時11分

(13時50分現在)

S&P500先物      3,929.90(-4.0)

ナスダック100先物  11,476.90(-20.5)

米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は30ドル安。米10年債利回りは持ち直し、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。

7日の主要3指数はまちまち。おおむね前日終値付近でもみ合う展開となり、ナスダックは続落、ダウは1ドル高の33597ドルと3日ぶりにプラスへ浮上した。13-14日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ幅縮小は織り込まれたものの、連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め長期化の思惑は継続。ただ、長期金利の過度な上昇が抑制されたほか、週明け以降の大幅安で押し目買いが入り、割安感の生じた銘柄が買われた。

本日は下げ渋りか。具体的な手がかりが乏しいなか、来週のFOMCを前に積極的な売り買いは手控えられそうだ。13日に発表される消費者物価指数(CPI)の前哨戦となる明日の生産者物価指数(PPI)は前年比+7.2%と前回+8.0%から伸びが鈍化する見通し。想定に沿った内容なら、インフレ抑止を目指すFRBはタカ派姿勢を弱めるとの期待が高まりやすい。長期金利の上昇が前日同様に抑えられれば、売り後退で相場は支えられるだろう。

《TY》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.