アイケイケイは大幅反落、22年10月期22%営業増益で2円増配を予想も材料出尽くし
アイ・ケイ・ケイホールディングス<2198>は大幅反落している。12日の取引終了後に発表した23年10月期の連結業績予想は、売上高217億8000万円(前期比14.3%増)、営業利益22億円(同21.6%増)、純利益15億円(同7.2%増)を見込み、配当予想は前期比2円増の12円を予想しているものの、株価は先行して上昇していただけに目先の材料出尽くし感から売られているようだ。
挙式・披露宴の延期が減少し、施行組数が順調に回復傾向にあり、国内婚礼事業の施行組数は前期比5520組(同9.7%増)、施行単価は368万5000円を計画する。4月に稼働する水戸支店の先行費用の発生を見込むものの、婚礼施行組数の回復で吸収する。
なお、22年10月期決算は、売上高190億5600万円(前の期比65.3%増)、営業利益18億800万円(前の期15億9900万円の赤字)、最終利益13億9800万円(同4億1100万円の赤字)だった。
同時に、上限を62万株(発行済み株数の2.07%)、または4億円とする自社株買いを実施すると発表した。取得期間は22年12月13日から23年6月30日まで。今後の経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行するためとしている。