【市場反応】米11月CPI、予想以上に伸び鈍化、ドル売り加速

市況
2022年12月13日 23時29分

米11月消費者物価指数(CPI)は前月比+0.1%となった。伸びは10月+0.4%から予想以上に鈍化し、8月来で最小の伸びにとどまった。前年比では+7.1%と、やはり10月+7.7%から予想以上に鈍化。5カ月連続の鈍化で昨年12月来で最小。また、連邦準備制度理事会(FRB)が注目しているコア指数は前月比+0.2%と、10月+0.3%から予想外に伸びが鈍化。昨年8月来で最小となった。前年比では+6.0%と、7月来で最小の伸びとなった。

インフレはFRBが望んでいる方向に向かっており、利上げ減速が正当化される。予想以上に鈍化したインフレ結果を受けて米10年債利回りは3.41%まで低下。米株先物も急伸。ダウ先物700ドル超高で推移した。ドルも急落。ドル・円は137円50銭から134円75銭まで下落し5日来の安値を更新した。ユーロ・ドルは1.0540ドルから1.0665ドルまで急伸し、6月来の高値を更新。ポンド・ドルは1.23ドルから1.2442ドルまで急伸した。

【経済指標】・米・11月消費者物価指数:前年比+7.1%(予想:+7.3%、10月:+7.7%)・米・11月消費者物価コア指数:前年比+6.0%(予想:+6.1%、10月:+6.3%)・米・11月消費者物価指数:前月比+0.1%(予想:+0.3%、10月:+0.4%)・米・11月消費者物価コア指数:前月比+0.2%(予想:+0.3%、10月:+0.3%)

《KY》

提供:フィスコ

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