白洋舎が大幅安、今期上方修正も材料出尽くし感
白洋舎<9731>が大幅安。前週末16日の取引終了後に22年12月期業績予想の上方修正を発表し、売上高を360億円から388億円(前期351億3100万円)へ、純利益を2億円から15億円(同12億4900万円の赤字)へ引き上げた。ただ、直近発表した第3四半期累計決算で今期の好業績は織り込み済みだったとみられ、材料出尽くし感から売りが先行している。
レンタル事業のリネンサプライ部門で取引先ホテルの稼働率の回復基調を背景に想定以上に売り上げが増加したほか、クリーニング事業も価格改定の効果もあって当初見込みよりも上振れした。海外子会社における債務免除益の計上や、円安の影響による為替差益の増加もあった。あわせて、年間配当予想を10円とし、3期ぶりに復配する方針を示した。