「送電」が11位にランク、GX推進策の主翼担う広域送電網整備に注目が集まる<注目テーマ>

特集
2022年12月20日 12時20分

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10  ドローン

みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「送電」が11位となっている。

日本政府のGX(グリーントランスフォーメーション)推進に向けた具体策に関心が集まるなか、12月19日付の日本経済新聞朝刊が「政府は今後10年間で原子力発電所10基の容量にあたる約1000万キロワット分の広域送電網を整備する」と報じた。北海道や九州などで発電した再生可能エネルギーによる電力を日本各地で効率よく融通するため、北海道と本州を結ぶ海底送電線を新設するほか、九州・本州間などで送電容量の拡大を目指すという。

同月6日に開催された総合資源エネルギー調査会「再生可能エネルギー大量導入・次世代電力ネットワーク小委員会」において、資源エネルギー庁が提示した資料によると、必要投資額は概算で約6~7兆円の見込みとなっている。巨額の投資負担を求められる電力会社の資金調達を支援する法整備なども進められるとみられており、株式市場では「巨大国家プロジェクト」の恩恵を受けそうな銘柄を物色する動きが広がっている。

関連銘柄としては、電線御三家の住友電気工業<5802>と古河電気工業<5801>、フジクラ<5803>、電力インフラを得意とする昭和電線ホールディングス<5805>などが筆頭格となるだろう。タツタ電線<5809>やオーナンバ<5816>などの中堅電線メーカーや、電力機器の東光高岳<6617>やダイヘン<6622>、日本ガイシ<5333>の業績にもポジティブに作用する可能性が高い。

このほか、電力設備工事の関電工<1942>やきんでん<1944>、九電工<1959>、北海電気工事<1832>、ユアテック<1934>や、電力鉄塔の那須電機鉄工<5922>などもマークしておきたい。

出所:MINKABU PRESS

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