ペプドリが大幅反発、メルクと共同研究開発及びライセンス契約を締結
ペプチドリーム<4587>が大幅高で5日ぶりに反発している。この日の寄り前、メルク<MRK>子会社と新規ペプチド-薬物複合体(PDC)の創製・開発に関する共同研究開発及びライセンス契約を締結したと発表しており、好材料視されている。
今回の契約締結により、ペプドリは独自の創薬開発プラットフォーム技術であるPDPSを用いて同定されたペプチド候補化合物を、メルクが興味を持つターゲットに対するPDCとして提供することになる。一方、メルクは、細胞傷害性ペイロードと結合するペプチド候補化合物について独占的使用権を取得し、創製されるPDC製品の開発の全てを担うことになる。また契約に基づき、ペプドリはメルクから契約一時金を受領するほか、今後は開発、承認、販売マイルストーンフィーとして総額で最大21億ドルを受け取る可能性や、製品化後の正味売上高に応じたロイヤルティーを受領する権利を有することになる。なお、同件は22年12月期業績予想に織り込み済みとしている。