「親子上場」が22位にランク、日鉄物産などへのTOBで再び脚光<注目テーマ>

特集
2022年12月26日 12時20分

★人気テーマ・ベスト10

1  円高メリット

2  金利上昇メリット

3  防衛

4  原子力発電

5  地方銀行

6  半導体

7  銀行

8  2022年のIPO

9  核融合発電

10  TOPIXコア30

みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「親子上場」が22位となっている。

親子上場が株式市場で再び脚光を浴びている。親子上場は長年のテーマだが、今月に入り日本製鉄<5401>が持ち分法適用会社の日鉄物産<9810>に対して株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表したほか、ENEOSホールディングス<5020>傘下のJX金属が同じく持ち分法適用会社のタツタ電線<5809>にTOBを行うことを明らかにしたことから改めて話題を呼んだ。日本製鉄による日鉄物産に対するTOB価格は発表日の終値に対し88%上乗せされたことも注目された。

親会社と子会社がともに株式上場をする親子上場は、少数株主の利益を損なうことがある点などが問題視されてきた。東証もコーポレートガバナンス(企業統治)の観点からルール整備に着手してきたが、今春の市場再編で上場会社に対し流通株式比率などの基準を大幅に引き上げたことも親子上場の解消を促進させる要因となっている。

日本製鉄の上場グループ企業には、日鉄ソリューションズ<2327>や大阪製鐵<5449>、山陽特殊製鋼<5481>などがある。また、富士通<6702>のグループ企業のFDK<6955>や新光電気工業<6967>、富士通ゼネラル<6755>、住友化学<4005>グループの神東塗料<4615>や広栄化学<4367>、信越化学工業<4063>傘下の信越ポリマー<7970>、東レ<3402>傘下の蝶理<8014>などが注目されている。また、多くの上場グループ企業を持つ企業にはソフトバンクグループ<9984>やイオン<8267>、GMOインターネットグループ<9449>などがある。

出所:MINKABU PRESS

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.