話題株ピックアップ【夕刊】(3):ホープ、バンクオブイ、セルシード
■ホープ <6195> 251円 +35 円 (+16.2%) 一時ストップ高 本日終値
ホープ<6195>が急騰。前週末23日の取引終了後、チェンジ<3962>と資本・業務提携を締結すると発表しており、これを好感した買いが流入した。両社は自治体を対象とするビジネスを展開する企業であることから、それぞれの強みを掛け合わせることでビジネス上のシナジーが高いと判断したという。また、ホープは23年1月10日を払込期日に、チェンジを割当先とする258万5000株の第三者割当増資を実施する予定で、これによりホープは23年3月期末時点で債務超過を解消する見込み。なお、増資後のチェンジの議決権所有割合は17.94%となり、ホープはチェンジの持ち分法適用関連会社となる。同時に、三菱商事<8058>と地方創生に関する事業上の協業に係る協議・検討を実施していると発表しており、あわせて好材料視された。
■バンクオブイ <4393> 5,550円 +410 円 (+8.0%) 本日終値
バンク・オブ・イノベーション<4393>は朝安後切り返す展開となった。この日、新作ゲーム「メメントモリ」の地上波テレビコマーシャル(CM)の放映を全国で開始したと発表した。これを手掛かり材料と受け止めた短期資金が流入したようだ。放映期間は一部地域を除き12月26日から2023年1月4日まで。テレビCM放送を記念して、期間中にゲームにログインをした全員を対象に「プラチナガチャチケット×10」をプレゼントする。配布期間は23年1月10日まで。
■セルシード <7776> 140円 +8 円 (+6.1%) 本日終値
セルシード<7776>が急伸。前週末23日の取引終了後、変形性膝関節症の治療に向け製造販売承認の取得を目指す「同種軟骨細胞シート」に関し、治験届の提出が2023年春まで遅れる見通しとなったと発表した。これまでは22年末の提出に向け準備を進めているとしていたが、提出遅延の理由に「共同開発の提携候補先との交渉を行っている」ことを挙げたことから、製品化後の拡販への期待が強まる格好となり、買いが集まったようだ。なお、同社は提出延期が22年12月期の業績に及ぼす影響はないとしている。
■デイトナ <7228> 3,635円 +165 円 (+4.8%) 本日終値
デイトナ<7228>は反発。前週末23日の取引終了後、22年12月期の期末一括配当予想を115円から123円へ増額修正しており、これを好感した買いが入った。前期実績に対しては43円の増配となる予定だ。
■イトーキ <7972> 601円 +27 円 (+4.7%) 本日終値
イトーキ<7972>は急伸で年初来高値を更新。前週末23日の取引終了後、22年12月期の連結業績予想について、営業利益を40億円から42億円(前期比64.1%増)へ、純利益を27億円から50億円(同4.5倍)へ上方修正しており、これを好感した買いが流入した。直近までの業績が計画を上回って進捗しているほか、大阪府寝屋川市にある土地・建物を譲渡することに伴い固定資産売却益を特別利益として計上することが要因としている。なお、売上高は従来予想の1230億円(同6.1%増)を据え置いた。
■アシロ <7378> 649円 +29 円 (+4.7%) 本日終値
アシロ<7378>が大幅反発。前週末23日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を52万5000株(発行済み株数の6.88%)、または3億円としており、取得期間は22年12月26日から23年6月30日まで。株主還元の充実及び資本効率の向上を図ることが目的という。なお、取得した自社株は消却を行う予定としている。
■ラサ商事 <3023> 1,098円 +44 円 (+4.2%) 本日終値
ラサ商事<3023>は年初来高値更新。前週末23日の取引終了後、自社株買いを実施すると発表しており、これを好感した買いが入った。取得上限は42万株(発行済み株数の3.5%)、または4億円。期間は来年1月4日から同4月28日まで。
■東京製綱 <5981> 852円 +28 円 (+3.4%) 本日終値
東京製綱<5981>が反発。前週末23日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を20万株(発行済み株数の1.22%)、または3億円としており、取得期間は23年1月4日から5月31日まで。1株あたりの価値の向上や経営環境の変化に応じた機動的な資本政策の実行、株主への更なる利益還元を図ることが目的としている。
■YE DIGITAL <2354> 401円 +13 円 (+3.4%) 本日終値
YE DIGITAL<2354>が大幅高。23日取引終了後に発表した23年2月期第3四半期(22年3~11月)決算は最終利益が前年同期比3.2倍の4億8700万円と急拡大した。企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)やIoT化の動きが進むなか、同社の商機も広がっている。事業拡大に向けた新規設備投資などにより営業利益は小幅ながら減益となったが、確定給付年金から確定拠出年金へ制度転換したことに伴う特別利益計上により、最終利益は大幅な増益となった。これを好感する形で買いを呼び込んだ。
■壽屋 <7809> 10,570円 +330 円 (+3.2%) 本日終値
壽屋<7809>は3日ぶりに反発。前週末23日の取引終了後、プラモデル「メガミデバイス」シリーズの世界累計出荷数が200万個を達成したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。「メガミデバイス」はプラモデルを楽しむように作って、改造して、戦わせることのできる“近未来のバトルホビー”を想定したプラモデルシリーズ。シリーズ内でのパーツ互換性があり、既に発売済みのコトブキヤプラモデルパーツの多くと組み合わせて遊ぶこともできる。16年12月に「メガミデバイス WISM・ソルジャー アサルト/スカウト」の販売を開始している。
●ストップ高銘柄
コネクシオ <9422> 1,901円 +400 円 (+26.7%) ストップ高 本日終値
など、1銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース