【↑】日経平均 大引け| 続伸、米株安も円安進行でハイテク株が買われる (1月6日)

市況
2023年1月6日 15時59分

日経平均株価

始値  25740.08

高値  26034.06(12:35)

安値  25719.61(09:00)

大引け 25973.85(前日比 +153.05 、 +0.59% )

売買高  10億7351万株 (東証プライム概算)

売買代金  2兆5008億円 (東証プライム概算)

-----------------------------------------------------------------

■本日のポイント

1.日経平均は153円高と続伸、一時2万6000円台に上昇

2.NYダウは反落も東京市場には値頃感からの買いが流入

3.3連休と米雇用統計の発表控えた様子見で上値は抑えられる

4.円安を受け東エレクやソニーG、村田製などハイテク株が高い

5.政府の旅行支援策への期待でエアトリやハナツアーJが上昇

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは前日比339ドル安と反落した。堅調な米雇用指標を受け、FRBの利上げ長期化を警戒した売りが優勢となった。

東京市場では、日経平均株価は続伸。ハイテク株などが買われ日経平均は一時、2万6000円台を回復した。

前日の米株式市場では、NYダウは反落した。米ADP雇用統計などが底堅く、金融引き締めが長期化することを警戒する売りが膨らんだ。米国株が下落した流れを受け、東京株式市場も値を下げてスタートしたが、売り一巡後は値を戻した。日経平均の2万5900円前後の水準では値頃感からの買いが入った。為替が1ドル=134円台まで円安が進行したことも、ハイテク株など買い要因となった。ただ、2万6000円を超えた水準では売りが膨らんだ。明日からの3連休を控えているほか、今晩は米12月雇用統計の発表があることも様子見の要因に働いた。

個別銘柄では、レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>、ソニーグループ<6758>、村田製作所<6981>といったハイテク株が高く、トヨタ自動車<7203>やホンダ<7267>など自動車株も値を上げた。日本郵船<9101>や川崎汽船<9107>など海運株が上昇し、三井住友フィナンシャルグループ<8316>やみずほフィナンシャルグループ<8411>もしっかり。政府の観光支援策への期待からエイチ・アイ・エス<9603>やエアトリ<6191>、HANATOUR JAPAN<6561>など旅行関連株が値を上げた。

半面、ファーストリテイリング<9983>や三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が安く、任天堂<7974>や日本電信電話<9432>が軟調。三菱商事<8058>や三井物産<8031>、伊藤忠商事<8001>といった商社株が値を下げ、三井不動産<8801>や三菱地所<8802>など不動産株も下落した。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、SBG <9984>、第一三共 <4568>、TDK <6762>、ソニーG <6758>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約88円。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、NTTデータ <9613>、東京海上 <8766>、トレンド <4704>、花王 <4452>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約15円。

東証33業種のうち上昇は17業種。上昇率の上位5業種は(1)海運業、(2)鉱業、(3)非鉄金属、(4)電気機器、(5)精密機器。一方、下落率の上位5業種は(1)不動産業、(2)保険業、(3)電気・ガス業、(4)その他金融業、(5)その他製品。

■個別材料株

△ダイセキS <1712> [東証P]

3~11月最終益は通期計画を上回って着地。

△アミタHD <2195> [東証G]

トークンエコノミーの設計・開発を行う子会社を設立。

△YSフード <3358> [東証S]

青柳和洋氏の保有比率が22.43%に上昇。

△力の源HD <3561> [東証P]

「一風堂」大人気でインバウンド需要取り込み。

△F&LC <3563> [東証P]

12月の既存店売上高は減収率が縮小。

△バンクオブイ <4393> [東証G]

「メメントモリ」課金高減少も株価底打ち感を意識。

△メディシノバ <4875> [東証S]

「MN-166」臨床試験で良好な結果。

△エアトリ <6191> [東証P]

会員制VIP人間ドックのサービス提供開始を材料視。

△日機装 <6376> [東証P]

テレビ朝日系情報番組で紹介される。

△ソニーG <6758> [東証P]

ソニー・ホンダモビリティ「IPO検討」と伝わる。

▼JINSHD <3046> [東証P]

12月既存店売上高が2ヵ月ぶりに前年下回る。

▼エレメンツ <5246> [東証G]

東証が信用規制の臨時措置を実施。

東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)ワイエイシイ <6298>、(2)ダイセキS <1712>、(3)F&LC <3563>、(4)テノ.HD <7037>、(5)オイシックス <3182>、(6)オプトラン <6235>、(7)ジャムコ <7408>、(8)メイコー <6787>、(9)スノーピーク <7816>、(10)新日本科学 <2395>

値下がり率上位10傑は(1)JINSHD <3046>、(2)日医工 <4541>、(3)I・PEX <6640>、(4)Dガレージ <4819>、(5)広済堂HD <7868>、(6)GDO <3319>、(7)Bガレージ <3180>、(8)オークネット <3964>、(9)アイケイケイ <2198>、(10)Uアローズ <7606>

【大引け】

日経平均は前日比153.05円(0.59%)高の2万5973.85円。TOPIXは前日比6.86(0.37%)高の1875.76。出来高は概算で10億7351万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1054、値下がり銘柄数は696となった。東証マザーズ指数は720.48ポイント(6.65ポイント高)。

[2023年1月6日]

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.