話題株ピックアップ【夕刊】(3):グッピーズ、シャノン、ラキール

注目
2023年1月12日 15時20分

■グッピーズ <5127>  1,960円  +400 円 (+25.6%) ストップ高   本日終値

グッピーズ<5127>はストップ高。同社は歯科向け人材サービスを主力とし、求人サイトの運営やヘルスケアアプリを手掛ける。同社が11日発表した22年9~11月期の決算は営業利益が1億8900万円で着地し、23年8月期通期予想に対する進捗率が36%に達した。人手不足を背景とした足もとの好業績が確認され、営業利益の通期上振れに対する期待感から買いが先行している。テクニカル的には前日までの3営業日で「赤三兵」を示現し、底値離脱の兆候を見せていたこともあって、きょうは本格上放れを見込んだ追随買いの動きが活発化している。

■シャノン <3976>  722円  +100 円 (+16.1%) ストップ高   本日終値

シャノン<3976>はストップ高。正午に子会社のジクウが提供するメタバースイベントプラットフォーム「ZIKU」について、みずほフィナンシャルグループ<8411>傘下のみずほ銀行により2022年11月にオンラインで開催されたメタバース展示会で採用されたと発表。これを手掛かり視した短期資金が流入したようだ。同展示会は、デジタルトランスフォーメーション(DX)やサステナビリティー関連でのサービス・商品を提供するスタートアップ企業20社がメタバース上にブースを出展したオンラインのイベント。来場者はアバターで会場内を自由に歩き回り、リアルイベントのような臨場感や軽快な操作感を体感できたとしている。

■ラキール <4074>  1,294円  +107 円 (+9.0%)  本日終値

ラキール<4074>は4日続伸。同社は11日、日東工業<6651>から大手法人向けビジネスインテリジェンスシステム「LaKeel BI」を受注したと発表しており、これが買い手掛かりとなったようだ。「LaKeel BI」は、異なるシステムのデータやExcelデータを自動で集約し、統合・可視化できるため、グループ会社や工場で同じシステムを利用していなくても、容易に一元管理することが可能。システムの利用人数やデータ量の増加、機能追加による課金が発生せず、グループ全社で利用できる。

■イオレ <2334>  1,129円  +92 円 (+8.9%)  本日終値

イオレ<2334>は大幅続伸。同社は11日、Web3(ウェブスリー)事業に参入し、GameFiプラットフォーム事業を展開するデジタル・エンターテインメント・アセット(シンガポール、以下DEA社)と業務提携のもと、上場企業として日本初となるNFTゲームにおけるギルド運営事業を開始すると発表。これが材料視されたようだ。同社が今回開始する事業は、DEA社の運営するオンラインゲーム内でギルドを運営し、NFTなどのゲームアイテム保有者が自身でゲームプレーするよりも効率よく報酬を獲得したうえで、獲得した報酬の分配を受けるもの。まずは、全世界で約260万人のユーザーがプレーしている人気オンラインゲーム「JobTribes」内でギルド運営を開始するとしている。

■エヌ・ピー・シー <6255>  481円  +34 円 (+7.6%)  本日終値

エヌ・ピー・シー<6255>は大幅高。同社は太陽電池の製造装置大手で、再生可能エネルギー関連の有力株として投資家の熱い視線を集めている。11日の取引終了後に発表した23年8月期第1四半期(9~11月)の決算では、営業損益は前年同期から赤字幅拡大となる8000万円の赤字で着地。ただ、主力の米国太陽電池メーカー向け装置やFA装置が堅調に推移したことから、売上高は前年同期比14.7%増の7億9800万円と着実な伸びを示した。受注残高も豊富にあり、足もとでは将来的な成長を期待した買いが優勢となった。

■小僧寿し <9973>  19円  +1 円 (+5.6%)  本日終値

小僧寿し<9973>はしっかり。11日取引時間終了後、中期経営計画を策定したと発表したことが手掛かりとなったようだ。同社は小売りや飲食、デリバリー事業における損失因子の改善とリソース投下による事業成長を図り、25年12月期の連結売上高を108億7000万円(23年12月期は96億1000万円)、営業利益1億4500万円(同3100万円)、経常利益を1億5200万円(同3500万円)に伸ばす目標を掲げた。

■ソーシャルワイヤー <3929>  272円  +13 円 (+5.0%)  本日終値

ソーシャルワイヤー<3929>が高い。同社はこの日、提供する記事調査サービス「@クリッピング(アットクリッピング)」の機能を拡充したと発表。これが材料視されたようだ。拡充した機能は、同サービス内のWEBクリッピングサービスにおけるメディア露出の評価・分析をサポートする「含有ワード」機能と、外部チャットへの通知で部内共有をスムーズに行える「外部連携」機能。昨年12月10日から提供を始めたという。

■Fインタ <7050>  2,175円  +98 円 (+4.7%)  本日終値

フロンティアインターナショナル<7050>が大幅高で4日続伸。11日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表しており、好材料視された。上限を10万株(発行済み株数の2.21%)、または2億1000万円としており、取得期間は1月12日から3月12日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能にすることが目的という。

●ストップ高銘柄

BTM <5247>  3,865円  +700 円 (+22.1%) ストップ高   本日終値

など、3銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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