TKPが急落、リージャス売却巡る減損損失計上で3~11月期は最終赤字
ティーケーピー<3479>が急落した。12日の取引時間終了後に発表した23年2月期第3四半期累計(3~11月)の連結決算は、営業損益が27億7000万円の黒字(前年同期は11億1400万円の赤字)となった。貸会議室事業や宿泊事業の需要回復が継続し、収益を押し上げた。一方、2月1日に予定するレンタルオフィスのリージャス事業の売却に伴うのれんの減損損失を計上したことで、最終損益は22億2600万円の赤字(同29億3800万円の赤字)となった。3~11月期の最終赤字幅は通期の計画(15億円の赤字)を上回っている。今後の業績回復への期待感よりも先行きへの警戒感が強まる格好となり、売りが膨らんだようだ。
3~11月期の売上高は前年同期比17.5%増の386億5100万円だった。通期の業績予想は昨年12月に修正した内容で据え置いた。