中本パックスが続落、副資材や運送費高騰など響き23年2月期利益予想を下方修正
中本パックス<7811>が続落している。12日の取引終了後、23年2月期の連結業績予想について、営業利益を25億4600万円から18億円(前期比22.8%減)へ、純利益を15億2900万円から12億2000万円(同17.0%減)へ下方修正したことが嫌気されている。
売上高は425億円から430億円(同6.2%増)へ上方修正したものの、資源価格の高騰、為替変動やサプライチェーンの混乱などで印刷インキ、溶剤、電力、燃料、梱包用などの副資材、運送費が高騰していることが要因。また、特に電子光学用途部品の在庫調整により、第3四半期以降に急激に落ち込んだIT業界を中心に市況が低迷していることも響く。
なお、同時に発表した第3四半期累計(3~11月)決算は、売上高329億6000万円(前年同期比8.1%増)、営業利益16億6000万円(同19.3%減)、純利益12億8300万円(同1.3%減)だった。