ブックオフGが大幅続落、23年5月期業績及び配当予想を上方修正も材料出尽くし感
ブックオフグループホールディングス<9278>が大幅続落している。12日の取引終了後、23年5月期の連結業績予想について、売上高を950億円から980億円(前期比7.1%増)へ、営業利益を19億5000万円から22億5000万円(同27.3%増)へ、純利益を14億5000万円から16億円(同10.4%増)へ上方修正し、あわせて期末一括配当予想を20円から22円(前期20円)へ引き上げたが、目先の材料出尽くし感から売られているようだ。
国内で富裕層向けサービスを展開するプレミアムサービス事業や、アメリカ・マレーシアを中心とした海外事業の売上高が想定を上回っていることに加えて、国内ブックオフ事業におけるトレーディングカード・ホビーやソフトメディア、アパレルなども想定を上回っていることが要因としている。
同時に発表した第2四半期累計(6~11月)決算は、売上高485億6800万円(前年同期比13.5%増)、営業利益9億8400万円(同2.8倍)、純利益9億2100万円(同2.0倍)だった。国内ブックオフ事業でトレカ・ホビーを中心に既存店売上高が大幅に伸長したことが牽引役となった。