東京株式(前引け)=続伸、様子見ムードのなかも買い優勢に
18日前引けの日経平均株価は前営業日比163円18銭高の2万6301円86銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は5億435万株、売買代金概算は1兆2070億円。値上がり銘柄数は1073、対して値下がり銘柄数は642、変わらずは120銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は様子見ムードの強いなかも、総じて買い優勢の展開で日経平均株価は上値指向を継続した。日銀の金融政策決定会合の結果公表を目前にして上値を積極的に買い進む動きはみられないものの、下値を売り込むような動きも出ていない。前日の米国株市場でNYダウは急落したが、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は小幅ながらプラス圏で引けており、これを受けてハイテク株の一角が強い動きを示している。一方、大手金融株は下値を探る銘柄が目立つ。値上がり銘柄数が全体の6割弱を占めている。
個別では日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>など海運株が買い優勢となっているほか、任天堂<7974>、村田製作所<6981>も堅調。エーザイ<4523>、武田薬品工業<4502>などもしっかり。M&Aキャピタルパートナーズ<6080>が急伸、タマホーム<1419>も値を飛ばした。北の達人コーポレーション<2930>も物色人気に。半面、レーザーテック<6920>が利益確定売りに押され、ファーストリテイリング<9983>も軟調。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクは冴えない。東邦チタニウム<5727>も下落した。テラスカイ<3915>が急落、日本空港ビルデング<9706>の下げも目立つ。