ゲンダイは急落、第3四半期累計営業利益は82%増も10~12月期の増益鈍化を嫌気
ゲンダイエージェンシー<2411>は急落している。前週末20日の取引終了後に発表した第3四半期累計(22年4~12月)連結決算は、売上高57億1900万円(前年同期比4.7%増)、営業利益3億5000万円(同82.3%増)、純利益2億9300万円(同2.3倍)と大幅増益となったが、10~12月期の営業利益は同9.5%増にとどまっており、足もとの増益鈍化を懸念した売りが出ているようだ。
パチンコホール向け広告は引き続き厳しい環境が続いているものの、フィットネス施設などで需要が回復基調にあることに加えて、住宅関連分野の受注が順調に増加した。また、紙媒体から利益率の高いインターネット広告へのシフトが進んだことも寄与したという。
23年3月期通期業績予想は、売上高80億円(前期比7.7%増)、営業利益4億円(同34.8%増)、純利益3億2000万円(同29.3%増)の従来見通しを据え置いている。