亀田製菓が続落、米子会社の収益性悪化で23年3月期営業利益予想を下方修正
亀田製菓<2220>が続落している。23日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、営業利益を50億円から35億円(前期比27.6%減)へ、純利益を37億円から16億円(同63.8%減)へ下方修正し、営業増益予想から一転して減益予想としたことが嫌気されている。
国内米菓事業が底堅い需要に支えられ、海外事業及び食品事業が引き続き好調に推移していることから、売上高は920億円から945億円(同11.0%増)へ上方修正した。ただ、米子会社のメアリーズ・ゴーン・クラッカーズ社(MGC社)の収益性がオーガニック原材料の価格高騰やインフレによる賃金の上昇などにより悪化したことに加えて、国内米菓事業において期初の想定を大幅に上回る原材料、エネルギーコストの上昇の影響を受けることから、利益は下方修正するとしている。