「インバウンド」が8位にランク、関空の12月国際線旅客数は前年比26倍に急増<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「インバウンド」が8位となっている。
関西3空港(関西国際空港、大阪国際空港、神戸空港)を運営する関西エアポート(大阪府泉佐野市)は25日、2022年12月の利用状況を公表した。関空の国際線旅客数は前年同月比26倍の79万1896人となり、うち外国人旅客数は66万3438人と8割強を占めている。コロナ禍前の19年12月と比べて約5割と順調に回復しているほか、総旅客数についても同4割程度まで回復が進んでいる。
また、日本政府観光局(JNTO)が18日に発表した12月の訪日外客数(推計値)は、137万人と前月の93万4500人から約1.5倍となった。背景には10月から政府が個人旅行の受け入れや査証免除措置の再開などを実施したことが挙げられ、韓国からの訪日外客数が大幅に増加しているほか、タイや米国からの訪日外客数も回復基調にある。
こうした動きが反映されるかたちで、日本百貨店協会(東京都中央区)が24日に発表した12月の全国百貨店売上高は、店舗数調整後で前年同月比4.0%増の約6151億円と10カ月連続で前年実績を上回った。顧客別ではインバウンドが急増しており、J.フロント リテイリング<3086>、三越伊勢丹ホールディングス<3099>、高島屋<8233>、松屋<8237>、エイチ・ツー・オー リテイリング<8242>、近鉄百貨店<8244>などは引き続きマークしておきたい。