「地方銀行」が14位にランクイン、日銀の長期金利上限引き上げきっかけに注目度高まる<注目テーマ>

特集
2023年1月27日 12時20分

★人気テーマ・ベスト10

1  パワー半導体

2  半導体

3  子育て支援

4  鉄鋼

5  インド関連

6  防衛

7  バイオテクノロジー関連

8  インバウンド

9  メタバース

10  電動キックボード

みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「地方銀行」が14位にランクインしている。

日本銀行は昨年12月20日、イールドカーブ・コントロール(YCC)政策を見直し、長期金利の変動幅を従来のプラスマイナス0.25%程度から同0.5%程度に引き上げた。銀行は長期金利の水準をもとに固定型の住宅ローンの金利などを算出していることから、金利上昇は利ザヤの改善につながり、株式市場では都市銀行、地銀ともに株価が上昇した。そこから1カ月が経つが、引き続き地銀株には金利上昇に伴う業績の改善期待や日銀の更なる修正観測から継続して買いが入っている。一方で高値警戒感も台頭し始めており、日銀の動向から目が離せない場面は当面続き、これが「地方銀行」への注目度の高さにつながっている。

また、“地銀再編”の動きが活発化していることも注目されている。直近では1月20日に八十二銀行<8359>と長野銀行<8521>が経営統合で最終合意したと発表した。今後株式交換を実施し、6月1日付で八十二銀が長野銀を完全子会社にした後で合併することになる。地銀は超低金利や少子高齢化で収益環境が厳しさを増すなか、システム投資負担が重荷になるといった課題を抱えており、今後も再編の動きは避けられず、引き続き注目が必要だろう。

この日は、26日に日本経済新聞で「コンコルディア・フィナンシャルグループ傘下の横浜銀行は、同じ神奈川県内を地盤とする神奈川銀行を完全子会社化する方針を固めた」と報じられたコンコルディア・フィナンシャルグループ<7186>が堅調なほか、千葉銀行<8331>、しずおかフィナンシャルグループ<5831>なども高い。

出所:MINKABU PRESS

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.