セックが上げ足加速し2年7カ月ぶり高値圏に、宇宙関連として注目度高まる
セック<3741>が上げ足を加速。255円高の3360円まで駆け上がり、年初来高値更新となった。時価は2020年6月以来、約2年7カ月ぶりの高値圏に浮上している。コンピューターシステムを手掛けるが、同社の特徴は時間とともに変化する外界と密接にリンクさせたリアルタイムソフトウェア技術に特化していること。同技術を駆使して自動運転や宇宙開発分野で高い実績を有している。政府は今夏をメドに宇宙分野に関する安全保障構想を策定する方向にあるほか、来月には日の丸ロケット「H3」の打ち上げが予定されていることから、宇宙関連のシンボルストックとしても同社株への注目度が増している。業績面も好調。23年3月期営業利益は前期比微増の10億7000万円を予想するが上振れる可能性がある。