東京株式(前引け)=続伸、前引けにかけ次第高の展開に
30日前引けの日経平均株価は前営業日比91円19銭高の2万7473円75銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は5億483万株、売買代金概算は1兆2733億円。値上がり銘柄数は1180、対して値下がり銘柄数は556、変わらずは98銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は朝方は方向感が定まらず、日経平均はいったん上昇した後に値を消しマイナス圏に沈む場面もあったが、徐々に買いに厚みが加わり前引けにかけて次第高の展開となった。前週末の欧米株市場が総じて高かったことは追い風となったものの、前週に800円以上水準を切り上げていたことで、目先利益確定売りも観測される状況に。今週に発表されるFOMCの結果を見極めたいとの思惑も、積極的な買いが入りにくい要因となっているもようだ。ただ、個別では値上がり数が1200近くに及び、全体の64%の銘柄が上昇している。
個別では信越化学工業<4063>が商いを膨らませ大きく上昇したほか、ファナック<6954>も買われた。キーエンス<6861>、SMC<6273>なども値を上げた。資生堂<4911>が高く、ヤマトホールディングス<9064>も物色人気。イントラスト<7191>、アジアパイルホールディングス<5288>が大幅高、マースグループホールディングス<6419>、セック<3741>も高い。半面、日本製鉄<5401>が冴えず、オリエンタルランド<4661>も売りに押された。日本M&Aセンターホールディングス<2127>はストップ安ウリ気配。ジャフコ グループ<8595>、KOA<6999>も下落した。